心のアーカイブ 伊波伴准

盛岡でも、沖縄

岩手朝日テレビは盛岡駅のすぐそばにあります。
その盛岡駅ビルフェザンの地下に、どうも沖縄のものが売られているらしい…と
社内のあちらこちらから情報が入ってきました。

営業時間に立ち寄る時間がなく、のんびり行こうかと思っていたら
ついに沖縄のドーナツ「さーたーあんだぎー」のおすそわけがやってきました。
「駅の地下で買ってきたけど、食べる?」

もちろんです。

すると、その駅地下のお店に行かないうちに
先週、笑顔で取締役うちの1人がやってきました。
手には「沖縄物産ショップこれいち沖縄」の文字があるチラシ。
何も言わず、そのチラシを私の机にそっと置くと
にやっと笑って、立ち去りました。

よく見ると、フェザン地下にある店と同じお店の情報があります。
「これいち沖縄盛岡南店」。

なるほど、沖縄のものはこうやってビジネスになる時代かあ・・・

そう思っていると、週末、ひょんなことから「これいち沖縄盛岡南店」に立ち寄ることになりました。
盛岡南ショッピングセンターサンサにある、全く別のお店に行く用事があったのですが、
「これいち~」はそのSCの中にあったのです。
目に飛び込んできた「沖縄」の文字にふらふらと、引き寄せられました。
一般的に沖縄物産展の類でそろう、「ちんすこう」や「こーれーぐーすー」(島とうがらしの泡盛漬け)、
ベニイモのお菓子や、シークァーサーの飴などが並びます。

日持ちする乾物系が多いのが特徴なのですが、そこで見つけたのです。
生の沖縄そばが販売されていたのです!

沖縄そばは、即席めんとして売られているものや、半生のものが本土ではよく見られます。
しかし、やはり食べたくなるのは生めんの沖縄そば。
私にとって日常食であり、最高の食事の1つでもある沖縄そば。

ああ、沖縄そば。

みつけた私は、小躍りするような気持ちで、購入しました。

そして、驚きはまだ続きます。

レジでは「ポイントカードをお作りしますか?」と聞かれました。
今後、ひょっとすると通い詰める可能性もあります。
「作ります」とお願いしたところ・・・
レジの係の方の名札が、明らかに沖縄の名前だったのです。

やや。こんな所でしまんちゅ(島人=沖縄の人)に遭遇なのでしょうか。

私が出したポイントカード入会申込書を見て、その方はこう言いました。
「沖縄の方ですか???」

もちろんです。
逆に訪ねてみると、係の方も、沖縄本島の出身の方で、
盛岡に移り住んできて3ヵ月とのことでした。

沖縄で作られた製品を、沖縄の人が販売しているなんて、
なんて、美しい話でしょう。

片道2000キロの岩手と沖縄の距離が、ぐっと縮まった気がしました。

2010 年 9 月 14 日 08 時 48 分 32 秒