心のアーカイブ 伊波伴准

7000年の杉

大船渡市三陸町を訪れました。

地元の方がいろいろと世話を焼いてくれて、
サンマもあがりはじめ、昼食にサンマのつみれ汁も頂き
値段が高い中、貴重で素晴らしい味覚でした。

所変われば、とよく言いますが、
三陸町のあたりでは、イカを刺身で食べるときに
細切りのイカと細切りのタマネギを酢醤油で食べるのだそうです。

ワサビ醤油でさらっと食べることしか知らなかったのですが、
タマネギと酢醤油は、新しいおいしさでした。
地域によって、特色のある食べ方があるものだ、と感心しきりです。

昼食のあと、信じられないものを見ることとなりました。
地域では有名な「大王杉」。
研究者がその杉をみて、樹齢7000年だと分析したとされる大木です。

7000年は、大げさではないのか、と思いながら
道路のそばにある看板を頼りに行ってみました。

すると、なんということでしょう。
見たこともないほどのかなりの大木が小高い丘の上にそびえているではありませんか。

大人が10人くらいいないと、ぐるっと取り囲めないくらいの幹。

すぐ隣には「千年杉」という立て札のある真っ直ぐな杉の木があったのですが、
(これもこれで非常に立派な木です)
その杉が子どものように感じてしまうほど、大王杉は巨大なのです。

恥ずかしながら、その存在は全く知りませんでした。

岩手は広い・・・そう実感したと同時に、まだまだ知らない岩手をしっかり学ばなければと思ったのでした。

2010 年 9 月 17 日 18 時 31 分 58 秒

変わるもの、変わらないもの

総理大臣が誰になるのか、最も大きな影響のある民主党の代表選挙が終わり、
菅代表の続投、つまり菅総理大臣の留任、となりました。

小沢前幹事長に変わるのか、変わらないのか、が注目されましたが
代表選挙のポイントは大きく差つき(菅氏721ポイント・小沢氏491ポイント)
中でも、国会議員票ではなく党員・サポーター票で大きな差がついたのが特徴でした。

党の代表と国の代表は「変わらない」結果が出たので、
急務とされる経済対策や沖縄の普天間基地問題などに全力を挙げてもらいたいと
感じます。
良い政治に国民が期待しているのは「変わらない」と思います。

変わるもの、を挙げるのは簡単です。
時代の変化の中には、社会インフラや技術、経済環境、国際関係など
様々な要因が複雑に絡み合って形成されているものがあります。

電話が持ち運びできるようになったと思ったら、
今では最低限の仕事が携帯電話一つで済むということもよくでてくるようになりました。これも変化の一つです。

変化が良いとも悪いとも言い切れませんが、
急激に変わりすぎて歪みが…と感じる場面が多いのも事実です。
だからこそ、変わらないものを見つめることはいま大切だと感じます。

変わらないもの、変わってほしくないものは数多くあります。
特に、人の心に関わるもの…例えば伝統やしきたりを守ることなどは、
そう簡単に変わって欲しくないなとも感じます。

心に関わるものとして「優しい気持ち」「感謝」などいろいろありますが、
この領域は、どんな時代でも「変わらずに」あって欲しいものです。

変わらず・・・普遍的なもの、とも言い換えられます。
小さいことですが、ご飯を食べたら「ごちそうさま」とお礼を言う、
季節の節目を実感できる年中行事を欠かさずにやる、
地域の行事や祭に参加するというのもあると思います。

小さいこと一つひとつの積み重ねが、人間として大切な「変わらないもの」なのだと
感じます。
登場人物が変わっても、変わらずにある大切なもの。
政治の大きな流れの変わり目の今だからこそ、
改めて「変わらずにある大切なもの」を、実感できるような
心ある政治をしてもらいたいと思います。

2010 年 9 月 17 日 17 時 16 分 56 秒