心のアーカイブ 伊波伴准

地域差、いろいろ

その地域ならではの「売れる商品」「売れない商品」というのを比べると
面白いことがたくさんあります。

例えば、以前取材などで聞いたことがあるのは、
盛岡では冬場、洗濯用の粉石けんが売れないということ。
今では洗濯機にお湯も給水出来るような設備もありますが、
以前は冷たい水で洗っていて、冬場は粉洗剤が溶け残りがでることがあり
冬場は液体洗剤のほうがよく売れるそうです。

さらに盛岡ではお盆に迎え火・送り火を焚く時に、白樺の皮を使う風習があり、
ある雑貨系のお店が盛岡に新規出店してきたとき、
お盆の時期に他の店はみんな白樺を売っているのに
そのお店は知らずにとても驚いたという話を聞いたこともあります。

一方、地域として、全国の平均的な状況と全く違うのが沖縄です。

沖縄は、ケンタッキーフライドチキンの消費量が多いというのが有名ですが、
沖縄出身者からすると「チキンは晩ご飯のおかずでしょ」ということが
理解されないのが、くやしいところです。

さらに、沖縄ならではの売れるもの、が、コーヒー飲料の「ミロ」です。
牛乳にといて飲む、あのミロはなぜか沖縄が他の県よりも売れるそうです。
沖縄だけ、他の地域にない大きなサイズの瓶売りをしているそうなのです。
きちんと調べたわけではありませんが、確かに幼い頃は頻繁にミロを飲んだ記憶があります。

また、出汁(だし)も地域差がある、という話をきいたことがあります。
東北地方では、和風の出汁は売れるものの、
洋風だし(ブイヨンなど)は他の地域よりは売れゆきがにぶいそうです。
やはり、東北は和風の味付けが好まれるということなのでしょうか。

売る、という瞬間で驚いたのは「コイン精米機」です。
今でも14年前に盛岡に始めてきたときに驚いたのが「コイン精米機」。
玄米でお米を手に入れることが簡単にできるので、こういうシステムがあるんだ、と
とても感心したことを覚えています。

同じくらい驚いたのは、青森県で見た「リンゴの自動販売機」。
お金を入れるとコインロッカーのような販売機の透明な扉が開けるようになって
中からリンゴを取り出せる、という仕組みです。

同じ日本でも、豊かな違いがあるというのは、学ぶべきところがたくさんあると感じます。

2010 年 11 月 25 日 18 時 00 分 57 秒