心のアーカイブ 伊波伴准

今年も八重山高校と盛岡四高が交流

1993年の冷害をきっかけにした岩手と沖縄の「かけはし交流」で
定期的に交流をしているのが、石垣島の八重山高校と盛岡第四高校です。

岩手が冷夏のために翌年植える種籾に困った時、石垣島で種を増やしたのですが、
その後1995年の岩手県高校総合文化祭開会式に八重山高校郷土芸能部を招いたことをきっかけに
毎年、お互いの高校を訪問しあうようになりました。

今年度は、9月に盛岡から石垣島へ7人の盛岡四高生が訪問。
そして石垣島から盛岡へは、1月12日(水)から12人の八重山高生がやってきたのです。

きょうお邪魔したのは盛岡市アイスアリーナ。両校のスケート体験の様子を見せてもらいました。

大騒ぎをしながらも、さすがに高校生はすぐにコツをつかんで
徐々に滑れるようになっていました。
若いって素晴らしい。この楽しさ一つひとつが交流の記憶として刻まれるのです。

(動画はこちら)yaeyamas

高校同士の交流はすでに16年目。
岩手と沖縄の交流が始まった頃に生まれた子どもたちが、いま、高校生になっています。
交流は”継続”が本当に大きな力になります。

今回、改めて心をぎゅっとつかまれたのは、引率者の先生です。
沖縄県立八重山高校の引率者、波照間督起(はてるま・としゆき)先生は、
13年前に八重山高校の生徒として盛岡に来たことがある、という先生です。

自分が高校生の時に来た盛岡に、次は生徒を連れてきた、ということに
波照間先生は「交流が続いていることは本当に素晴らしいことだと思う」と話し、
「子どもたちにいろいろなものを吸収してもらい、ほかの生徒たちにも伝えて欲しい」
と期待していました。

波照間先生の後輩にあたる生徒さんの取材の話をしてみたところ
何人か知っている人もいて、世の中は狭いな、と感じます。
加えて、交流の継続があったからこそできる会話だなと感慨深く感じます。

この波照間先生、13年前に来盛したときに盛岡市アイスアリーナに来たそうですが
そのときは見学だけ。スケートはしなかったそうです。
今回は生徒と共に、全く初めてのスケートに挑戦していました。
よろよろしていましたが、すぐに滑れるようになっていた様子をみて
この体験も、交流をより深くしてくれる要素になるかも、と感じました。

八重山高校生は、盛岡四高生の家庭にホームステイしながら、
15日は中尊寺や宮沢賢治記念館をまわり、17日には安比高原スキー場でスキーを体験するそうです。

たくさんの北国の思い出を持って帰ることがかけはし交流。
厳しい寒さと大雪は、彼らにとって全てが宝物のような体験になることでしょう。

2011 年 1 月 14 日 18 時 28 分 27 秒