心のアーカイブ 伊波伴准

復興の願い込めて二戸まつり

9月2日から4日にかけて、二戸まつりが開かれました。
まつりでは、街の中心部が通行止めとなり、毎日山車の運行があります。
その模様は、地元のメディア・カシオペアFMが特設スタジオから生放送で伝え、
さらに夜はカシオペアFMを使って音楽を流して実施する「流し踊り」があり、
二戸はこの期間、毎日盛り上がります。

今年も二戸まつりにお邪魔し、山車の運行を見させてもらい、流し踊りに参加しました。
二戸まつりの山車は、平三山車と呼ばれるもので、
盛岡秋まつりで見る縦長の山車に比べると、全長が長くなっています。
そして歴史上の人物、特に武将などが題材になることが多く、
その表情は、目をむいて、歯を食いしばるような表情が多く、
勢いのいい雰囲気が特徴です。

今年は復興を願うコメントがどの山車にも付けられていました。

二戸市は今年1月に大雪で停電が続くなどして、大きな災害を経験。
さらに3月11日の大震災もあり、災害について考える年となりました。
その時に地元の情報を発信できたのはカシオペアFMです。

お祭り期間中も地元情報を流していますが、
大雪、大地震と2つの災害によって、その存在価値が大きく注目されています。

スタッフの方に話を伺っても、自らの役割の重要性を認識しつつ、
どのような態勢を取るべきなのかを、改めて考えたと話していました。
新しいスタッフも増え、FM内も活気づいてきている印象もありました。
誕生した時は東北唯一のNPO運営のコミュニティーFMは、
東北に、全国に、コミュニティーのあり方を発信する存在になっています。

二戸まつりには、野田村からも流し踊りに参加がありました。
震災後、二戸市は野田村への支援を続け、そのお礼としての参加だそうです。

沿岸とのきずなも深まり、そして日常を取り戻そうと頑張る二戸市は
これまでよりも輝いている地域になったのだと感じます。

2011 年 9 月 4 日 19 時 11 分 55 秒