心のアーカイブ 伊波伴准

大切なものはなんですか?

忘年会は、その年にあったいろいろなものを忘れ、楽しい時間を過ごすもの、と
幼い頃に習った記憶があります。

2011年に関しては、忘年会と言っても、単に嫌なことを忘れるだけではなく、
そこから生かすものを見つけ出す場だったような気がします。

東日本大震災があったのはもちろん、それ以外のことでも
「忘れてはならないもの」そして「大切なものを考える」ことが
多くあったように思います。

2011年を振り返ると、1月は大雪被害で県北部は大変な思いをしました。
もっと大きく考えると、
TPPについてもどうするのか、円高が続くことの意味、温暖化対策…
いろいろ出てきます。

そして3月11日の地震・津波被害です。本当に大きな衝撃でした。
地震におびえる子どもたちがまだ多いなか、
日本全体で復旧・復興を考えるのが急務となり、それが1年の大きなテーマでした。
そして、沿岸地域を中心に「この被害を忘れないで」という声を何度も聞きました。
さらに放射能という目に見えない不安も未だつきまといます。

大切な人、大切な古里を失った悲しみを乗り越えるのは容易なことではありません。
その中で「忘れないで」という悲痛の叫びは、
日本全体で忘れてはならないと感じます。

私の古里の沖縄で「二度と戦争を起こさないように、忘れないで」と
戦争体験者が言っていたあの姿に重なるような思いもあります。
しっかりと伝えること、残していくこと、それが大切なものは何かという
生きていく意味につながっていきます。

今年ほど、「大切なもの」や「いのち」について考える年はいままで無かったと思います。

私にとって家族や古里(沖縄と岩手)、自然や友人など大切なものは沢山あります。
皆さんの大切なものは…それを考える静かな年の瀬でありたいと思うばかりです。

2011 年 12 月 31 日 19 時 31 分 59 秒

あす、放送

12月29日の午前10時25分から、
特別番組「盛岡さんさ 海を渡る」が放送されます。

これまで岩手と沖縄は、農業を通じて様々な交流が生まれています。
「かけはし交流」は、私にとって半ばライフワークです。
沖縄出身の私が岩手で働いているという不思議な縁もそうですが、
交流に携わる人々の持つ温かさが何よりも素晴らしいと感じるからです。

岩手の冷害を石垣島が救った、という関係から、
農業関係者の行き来が、今の「かけはし交流」の大きなきっかけでした。
その後、岩手県庁の走友会が石垣島でのマラソンに参加を始め
さらに盛岡第四高校と八重山高校との交流も始まり、
最近では、盛岡市と沖縄・うるま市との交流も始まっています。

形は様々ですが、岩手と沖縄の関係が深まることは
私にとって、この上ない喜びです。

今思えば、9.11のあと、沖縄に観光客が行かなくなった時期に
敢えて沖縄への修学旅行を選択した盛岡第四高校は、本当に素晴らしいと感じましたし、
東日本大震災の後に、石垣島から岩手の為に募金をしようと動いた人々がいたのも
感動を通り越して、ただただ有り難く感じるのでした。

今回の特別番組「盛岡さんさ 海を渡る」では、盛岡さんさ踊りの団体「さんさ好み」が主な登場人物。
新しい交流のきっかけを作ってくれました。

沖縄との交流に力を尽くした高橋洋介氏(元副知事)の死去のあと、
交流自体が続くのか、関係者が心配した時期を考えると、
新しい交流の「要素」が加わったのは、本当に前向きです。

今回の特番で伝えたい気持ちは、高橋氏が持っていた気持ちとほぼ同じで、
故人が番組を見たら、きっと「来年はもっといろいろやろうよ」と言うような気がします。
交流が続いて、交流を担う人が入れ替わっても、
交流の持つ”温かさ”は、きっと続くに違いない、と感じます。
その温度が伝わるような番組だと思います。

明日、お時間があれば、ぜひ。

2011 年 12 月 28 日 10 時 05 分 07 秒

マリオスハートフルクリスマス

きのう22日から、「マリオスハートフルクリスマス2011」が始まりました。
毎年恒例となった、マリオスの壁面を使ったハートマークの点灯が今年もありました。
大きなハートマークを見て、心が少しでも温まればと思います。

盛岡駅前の滝の広場であったオープニングセレモニーでは、
毎年夢灯りの点灯があります。
小さな瓶の中にろうそくを灯し、その温かな光で優しい空間を演出するものです。
今回は、「灯(ともしび)」という文字をかたどり、
点灯式には普代村から招かれた小学生も参加しました。

そして、きょうはマリオス4階アトリウムで「クリスマスコーラスの集い」が
開かれました。
今年もいわてピンクリボンの会を招いての、乳ガン検診についての呼びかけがあったほか、
参加した5団体が日頃の練習の成果を披露しました。

最後はこれも毎年恒例になった、ゴエティーが参加しての「きよしこのよる」の大合唱。
来年こそは明るく元気な年になりますように、という願いも込め、
素晴らしい合唱となりました。

皆さんも、ハートフルで、素敵な、クリスマス・年末を過ごせますように。

2011 年 12 月 23 日 15 時 08 分 43 秒

原敬記念館の「生家」にて

なるほど、こんな場所があったんだ、という発見がまたひとつありました。
東北銀行プレゼンツ十五のこころ 感謝を綴った一通の手紙」の撮影で
盛岡市にある原敬(はらけい)記念館にお邪魔しました。

記念館の一角には、原敬が生まれた時の家が5分の1程度残っています。
撮影のために中に入りましたが、趣のある雰囲気のいい場所です。

建築されて150年程度。
3月の地震の時に壁に少しひびが入った場所もあるそうですが、
担当者は「おじいさんのこの部屋、ここだけはひびが一つもないんですよ」と
教えてくれました。
大切な部屋はしっかり守られるように建築されたことが伺われます。

庭には池もあり、伝統的な日本家屋の魅力がいっぱい。
使われているガラスも、建築当初のままで、
よくみるとガラス自体がすこし波打っているのがわかります。手作りだとこうなるそうです。

担当ディレクターがカメラマンと相談しながら丁寧に撮影場所を決め、
感謝の手紙を私が朗読します。
放送は年明け。
手紙の中にある「感謝」の気持ちがより伝わりそうな落ち着いた雰囲気で
テレビを見ている皆さんに、放送をお届けできそう。

ちなみに、この生家は人が今住んでいるわけではないので、寒いのです。
テレビで見ただけでは、きっと分からないだろう…と思ったら、
手紙を朗読した時に、息が真っ白になることに気付きました。
ひょっとすると、放送で映っていれば、その寒さの具合が分かるかも知れません。
ぜひ、ご覧下さい。

2011 年 12 月 16 日 19 時 08 分 04 秒

22日からは「マリオスハートフルクリスマス」


盛岡駅西口や、盛岡駅滝の広場でイルミネーションが始まっています。
マリオスハートフルクリスマス2011」の一環です。

22日から24日は、マリオスのビルに大きなハートマークが浮かび上がります。
さらに、23日はマリオス内で様々なクリスマスにちなんだコンサートがあり、
IATからゴエティーも参加する予定です。
23日午後6時からはホテルメトロポリタン盛岡で「ワインとグルメの夕べ2011」、
オープニングセレモニー(22日午後4時半・滝の広場)では
飲食ブースや、イルミネーションの点灯式など様々なイベントがあります。

いろいろな事があった今年だから、
年末、忘れてはいけないこと、前に向かって進むこと、
新しい年を穏やかに迎えること・・・いろいろことを思い巡らせながら
マリオス周辺で、心温まる催しに出かけてみませんか。

2011 年 12 月 15 日 18 時 51 分 17 秒