心のアーカイブ 伊波伴准

それでも最後まで~2012夏

県営野球場の第1試合は不来方と花巻農業との対戦です。

花巻農業は、春の県大会に25年ぶりに出場。
25年前のメンバーは夏の大会でベスト16まで進出しています。

今年のチームには、お父さんがその時のメンバーという選手がいます。
背番号1のエース北條貴法(たかのり)選手のお父さんは、25年前のメンバーでピッチャー。
背番号5の伊藤太希選手のお父さんは当時のキャプテン。
さらに背番号16の藤川真之介選手のお父さんは、北條君のお父さんとバッテリーを
組んでいたそうです。

試合は、ホームランから動き始めます。
2回表、不来方の5番野崎泰雅が、花巻農業先発の北條からソロホームランを放ち、
大会第1号で先制します。

そのウラ、花巻農業も反撃します。
1アウトから5番の阿部太一がレフト前ヒット。
直後に6番の高野橋正太が送って、2アウト2塁。
続く7番の粒針勝(すぐる)が左中間へのタイムリーで
1-1の同点に追い付きます。

しかし、3回には不来方がヒットや相手エラーなどで2点を追加。
さらに4回は5本のヒットと3つの四死球で一気に7点。
試合の流れを決定づけます。

それでも、花巻農業は、途中交代のピッチャー小川廉の力投のほか、
攻撃も最後まであきらめずに8回には高野橋、粒針もヒットを放つなど
何とか点差を縮めようと全力でした。
コールドゲームにはなりましたが、どの選手も全力だと感じました。

花巻農業の平野建監督は去年から監督となり、
しっかり挨拶ができること、どのように準備をすれば勝てるのか、
それがそれ以後の人生にどのように役立つのか、と
生徒たちを指導してきたそうです。
その思いが伝わるようなプレーが多かったと感じます。

IATのスタッフが試合終了後に佐々木廣志キャプテンにインタビューに行きました。
私は同行できませんでしたが、キャプテンはこぼれる涙を抑えられないほど
悔しさをにじませていました。
これだけ本気で野球に取り組んだ姿勢、最後までしっかりとプレーしたこと
全てが輝いていると感じます。
きっちりを攻撃をしていた不来方と合わせて、本当に両チーム共に素晴らしいプレーでした。

不来方 01270003=13(8C)
花巻農業01030000= 4

試合後

2012 年 7 月 8 日 13 時 25 分 26 秒