心のアーカイブ 伊波伴准

雨の順延で決勝は25日に~2012夏

きょう7月15日、午前6時30分に、
雨天の為に、岩手大会の日程が全て順延となりました。

このため、休養日が18日、準決勝が19日、
その後20日以降は23日のオールスター戦の準備のために岩手県営野球場が使えないため、
決勝戦は25日(水)に実施されることになりました。

梅雨の時期なので雨の影響は仕方ありません。

あす以降、良い天気が続くことを願うばかりです。

2012 年 7 月 15 日 07 時 31 分 44 秒

花巻球場での取材 ~2012夏

きょうは休養日ですが、きのうの再試合の分だけ1試合実施されるという珍しい一日になりました。

結局、花北青雲が終始試合を有利に展開してベスト16に進出しました。

 

これまで期間中に何度も花巻球場での取材をしていますが、
その合間には、花巻球場からの簡易中継もしています。

花巻球場での取材は、スタンドに取材カメラを設置し、
その隣で、スコアを付けながら原稿を書き、時々マイクで簡易中継をする
という、あわただしい時間を過ごしています。

特別な放送席があるわけではないので、
スタンドでパソコンを開いたり、なにかをメモしていた私が
急にマイクをもって元気に話し始めるので、驚く方も時々いらっしゃいます。
なるべく驚かれないように、小さめの声で話していますが、
得点の場面になると、どうしても声のボリュームは上がってしまいます。

そうしながらも、雨が降れば慌ててカッパを用意しますし、
日差しが強くなるとタオルを頭にかぶって取材することもあります。
球児たちと同じように天気とも向き合っての取材です。

今年は比較的前半が天気の良い日が続いたために、
どうしても避けられないことがあります。
それが、日焼けです。
最初は赤くなっていた腕は、だんだんと色が濃くなり、
まるで暑い気候の国からやってきたようになります。
沖縄生まれの私が言うのもおかしい話ですが、本当に南国の人になった感じです。

しかも、肌の色はなにかの手袋をはめているのかと思うくらい、
腕の中で色の差が出てしまいます。
きのうあたりから、その日焼けの部分がかゆくなってきました…。

ベスト16が出そろい、できればこの先も良い天気の中、
球児たちの素晴らしいプレーをもっともっと伝えていければと思います。

2012 年 7 月 14 日 16 時 56 分 35 秒

延長15回再試合 ~2012夏

ルールにはあるものの、ほとんど見たことがない「引き分け再試合」。
私自身は1998年に専修大学北上高校が甲子園に出場したときに
降雨引き分け再試合というものは見たことがあります。

きょう、IAT社内で見ていた岩手県営野球場での第1試合は、実力拮抗の展開。
久慈と花北青雲は、ランナーが2塁に出る場面があるものの、後続無く…
という展開が何度もありました。

3時間37分かかっても勝負が付かず、延長15回、規程により再試合になりました。
記録を見ると、降雨中断を除く、純粋に試合時間だけでみると
2006年に一関学院と盛岡中央の試合で、延長14回3時間42分というものがあり、
それ以来の長い試合となりました。

延長18回で再試合、というのは1990年にあり、
この時は麻生一関(現一関修紅)と一関商工(現一関学院)の試合。
ちなみにこの試合は再試合も延長12回まで続いたそうです。

延長は15回まで、とルール改正で短縮されてからは初めてのことです。

明日土曜日(7/14)は休養日ですがこの試合の再試合のみがあります。
両校ナインの再試合も素晴らしい熱戦になることを期待しています。
県営野球場第1試合 
久慈  110 100 001 000 000=4
花北青雲001 001 020 000 000=4
(延長15回引き分け再試合)

2012 年 7 月 13 日 17 時 45 分 17 秒

沿岸地区の活躍を ~2012夏

きのうよりも暑さが若干和らぎ、風のある花巻球場では、
葛巻と種市、
住田と一関第二、
一関工業と盛岡市立の3試合がありました。

第1試合の葛巻と種市は、実力拮抗の好ゲームとなり、
延長13回までもつれました。
最後は、葛巻が、1番小田勇気のレフトへのタイムリーで里美脩太朗が4点目を入れ、
4-3、葛巻が3回戦に進出。

第3試合は、ここ一番という場面で一発が出た一関工業が
シード・盛岡市立を下し、4-2で駒を進めました。
第2試合は、住田と一関第二の対戦。
初回、住田は内野安打で出た及川凌太を泉田卓が送り、1アウト2塁。
続く3番の猪俣竜司が、センター前ヒットを放ちます。

この場面で、一関二高の守りにほころびが出てしまい、
外野からホームへの返球が逸れます。
その瞬間を見逃さなかったランナー及川が一気にホームイン。
結果、相手エラーでの1点を住田がもらいます。

2回にも住田は、8番伊藤公斗(なおし)がセンターオーバーの二塁打。
そこから9番の村上がセンターへのタイムリーとなり、
2対0とリードを広げます。

さらに住田は3回もヒットで出た泉田を、5番佐々木元気が内野安打で返し、
3対0とリードを広げます。

一方、3回ウラの一関第二は、相手エラーで2番熊谷一輝が出塁。
その熊谷が送りバントなどで3塁まで進みます。

ここで打順は5番熊谷俊太郎。
センターへのタイムリーヒットで1点を返し、3対1とします。

一関二高は、5回に6番荒井貴之(たかふみ)がスクイズを決め1点。
8回には相手エラーで1点。
これで3対3まで詰め寄ります。

しかし、9回住田が3番・猪俣がタイムリーを決めて、4対3の勝ち越し。
一関二高は9回ウラに7番佐々木駿がヒットを放ちますが、ここまで。
住田が逃げ切りました。

1点を争う好ゲームと言える試合。
住田高校は、気仙地区にありますが、
内陸部にあったので建物自体の大震災の影響は少なかった高校です。
しかし、生徒は陸前高田市や大船渡市からも通っています。
全体の4割が被災している中での、野球部の夏2勝はとても明るい話題です。
2004年にはベスト16になっている住田高校を始め、
沿岸部の高校の活躍に注目です。
花巻球場第1試合 
葛巻 003000000 0001=4
種市 010000020 0000=3(延長13回)

第2試合
住田 111000001=4
一関第二001010010=3

第3試合
一関工業010002100=4
盛岡市立100000100=2

2012 年 7 月 11 日 18 時 00 分 51 秒

笑顔のキャプテン ~2012夏

花巻球場では、盛岡第四と一関一高、
大船渡と紫波総合、
花北青雲と岩手の3試合がありました。
紫波総合は、初戦遠野を破って2回戦進出。
学校名が紫波から紫波総合に変わってから初めての夏一勝を手にして
再び花巻球場に登場です。

大船渡との2回戦。序盤から試合は大船渡ペースで進みます。
1回、大船渡は、フォアボールのランナー鈴木太朗が2塁まで進み、
3番、キャプテンの森拓真がレフトへの犠牲フライで、まず先制します。

また、2回には1アウト3塁から
8番紺野大(ひろ)がきっちりスクイズを決めて2点目を追加します。

このあと、3回には2点、4回には一挙4点を大船渡が追加し、
8対0で迎えた4回ウラ、紫波総合は2番佐々木隆治がライト前ヒット。
4番の福士稔希(としき)はセンター前、と2本のヒットが出ますが、
後続がなく得点を挙げられません。

このあと大船渡はじわじわと加点し、10対0で迎えた7回、
紫波総合は、2アウト3塁から8番阿部健人のタイムリーで
ようやく欲しかった1点を取りますが、反撃はここまで。

10対1の7回コールドで紫波総合の”2勝”はなりませんでした。
キャプテンの池脇大雅君に終了後にインタビューしました。
打てなかったことは悔しい、と話ながらも
「最後まで仲間を信じて、声をかけていました!」と笑顔で話していました。
きっと、泣きたいくらい悔しいはずです。
でも、その「笑顔」が
池脇キャプテンがまとめてきた、紫波総合というチームなのかもしれません。
第3試合、花北青雲と岩手の対戦は、意外な展開が多くありました。

4回、花北青雲は、ヒットで出た4番伊藤大樹(ひろき)を3塁まで進めます。
ここで、岩手の先発・畠山洋樹がボークを取られ、3塁ランナーがホームに進んで先制。
まさかの展開での1点目です。

さらに5回、花北青雲は、ヒットとフォアボールのランナーを送って1アウト3塁2塁。
バッターは2番大矢明。大矢の打球はライトへ。ランナーの晴山光が還って2点目。

さらに3番キャプテン久保田圭一と、4番伊藤大樹が連続タイムリーをたたき出し、
一気に5対0と突き放します。

このあと岩手は、途中から交代した2年生ピッチャー立花隼哉が
6回以降、花北青雲打線を無得点に抑えます。

しかし、岩手の打線は花北青雲のピッチャー晴山の前にヒット1本に封じ込められ、
結局5対0。
6年ぶりの初戦突破は叶いませんでした。

終わったあとに、岩手の伊藤聖崇(きよたか)キャプテンにインタビューしましたが、
とても笑顔です。
プレー中も、円陣を組みながらとても笑顔だったのが印象的でした。

終わった後に「悔しいのでは?」と聞きましたが、
とても爽やかな笑顔で
「悔しかったけど、自分たちが一生懸命やってきたことを出来た。
 打てなかったのも悔しいけど、でも野球が好きで楽しいから
 最後も笑顔で!」と
まぶしいくらいの笑顔でした。
悔しさは表情の奥に隠しての笑顔。

見ていて、私が泣きそうになりました。

沢山のことを、球児たちが教えてくれるなあと感じます。

第2試合
大船渡 1124011 =10
紫波総合0000001 =1
(7回コールド)

第3試合
花北青雲000140000 =5
岩手  000000000 =0

 

2012 年 7 月 10 日 18 時 10 分 00 秒