心のアーカイブ 伊波伴准

言葉にしていない「感謝」を伝える

私の周囲の仲間や友人に、とても良いことが続いています。
第一子の誕生という人、第三子の誕生という人、
さらに、この秋たてつづけに私の周囲の3人がそれぞれ結婚、という吉報。
とても心あたたまる、ほっとする出来事です。

このような”人生の節目”に、改めて考えることがあります。
それが「感謝」という言葉です。

感謝を言えていなかった、と感じる瞬間は人それぞれだと思いますが、
私の回りには、特にそれが”結婚式だった”という人が
これまで非常に多かったのです。

結婚式の披露宴では、最後に新郎新婦がお礼を言います。
また、新婦が両親にお礼の手紙を読むという場面も多くあります。
それを見るたびに、私は胸を打たれ、すがすがしい気持ちになります。
感謝の言葉を発するのは、最高の感動の瞬間なのだと思うのです。

翻って、両親に、友人に、お礼を・・・というのが
いかに「非日常」になってしまったのか、ということかもしれません。
本当はお礼を言うことは日常的にあるべきなのですが、言えていないのです。

言葉にしなくてもわかる、という仲の良いご夫婦もあると思いますが、
前向きな言葉を発していくことは、やはり気持ちが良いし大事なことだと思います。

私の周囲の吉報に接し、
改めて言葉にしにくい”感謝”を考えてみたいな、と感じます。

2012 年 9 月 25 日 12 時 51 分 06 秒

ようやくの雨

岩手全体がからからの天気が続き、まだ夏が居座っている感じでしたが、
けさはぐずついた空。
久しぶりに傘を開いて街なかを歩きました。

このところ最高気温が30度を下回るようになり、
おとといは午後に盛岡周辺ではゲリラ豪雨のような雨がざっと降りました。

きょうは朝からしとしとと雨が降り続き、ひんやりと感じます。
夏の暑さとはもうお別れという感じです。

今後は様々な食材があふれる本格的な秋の到来を楽しみにするばかりです。
暑すぎた夏で作物に影響が出ている話もありますが、
多くの人が日常を穏やかに楽しめる心のゆとりや、
ありがたさを実感できる秋の日々を送ることができれば、と
静かな雨の中で考えました。

2012 年 9 月 21 日 13 時 20 分 48 秒

東西の違い 新幹線

仕事のために新幹線や空路での出張が時々ありますが、
特に新幹線は東西で雰囲気がずいぶん違います。

先日、名古屋に行ったときに感じたのは、
平日だったために、まずビジネス利用が多いこと。
それも、ノートパソコン等で仕事をしながらの移動の人が多く、
さらに、席を立ち、デッキで電話連絡する人もあって、
新幹線の車内が、なんどなくあわただしい感じがします。

東北新幹線でも似たような光景がありますが、全般に静かな印象です。
東北の人は、静かに移動する人の割合が高いのかもしれません。

このような静かな移動の新幹線の中で、きょう偶然乗り合わせたのは
明らかに関西弁の、小柄な女性。
花柄のピンクのシャツ、黒い靴にピンクのくつした、頭はパーマ。
片から下げたバッグとスカートはチェック柄。
大まかに分類すると、いわゆる「なにわのおばちゃん」という感じです。

周りの人に話しかけているのか、独り言なのか、微妙な言い回しで
乗車したときから、ずっとしゃべっているのです。
「はあ、盛岡はよかったな、ほんまにな。
(隣の席の人がやってきて)あ、にいちゃん、ここに座るんかいな?」
しばらくして座席を倒そうと、前を見ながら
「席を倒します、えらいすんまへーん…ハイありがとうっ!」
と、恐らく真後ろの席の方への言葉を発しています。

車内販売の女性が来ると
「はい、はい、はい!」と元気に手を挙げて呼び止め、
注文後、「冷たいのと袋わけてっ!はい、ありがとう」

電車が途中の駅に着き、隣の席の男性が下りようとすると
「ああ、荷物多くてごめんなさい、ああ、それ置いといて~
 荷物?荷物棚から兄ちゃんのカバン下げるんかいな?
 あら、大丈夫?ゆっくりで、ええんやで。急がんといて!
 下ろせた?はい、きいつけて~お兄ちゃん若いから大丈夫だって知ってたけどな」

お一人での旅行と思われるこの方は、まるで大阪のテレビ番組に出てきそうな
とにかく勢いのあるトークをずっと一人で続けていました。
席を離れている私にも分かるような語り口に、吹き出しそうになります。

ちょうど、男性が途中下車した時に、
棚からカバンを下ろしたことをきっかけに、さらに隣の女性と会話が始まり、
堰を切ったように、新たなトークが始まりました。

「聞く間も無く、夜行バスなのよ~どうしてええって、ほほほ~」
というような楽しい会話が続いています。

相手を得て、語り口は、さらになめらかです。

そこに車掌が通りかかりました。
すると、声のボリュームを上げて「ちょっとっ!すいません」

(車掌、立ち止まって)「はい、なんでしょうか?」
(女性)「そんな、スタスタ歩いていたら、聞きたいことも聞けまへんねん!」
(車掌、驚いて)「は、はい、すみません。」
(女性)「次は、どこに止まるの?」
(車掌)「大宮です。」
(女性)「はい、ありがとう~」

ビシっとした言い方のあとに、独特の優しい口調。

東海道新幹線であれば、車掌さんの車内改札があるはずですが、
東北新幹線は、車掌さんは空き座席のチェックしかしないため、
足早に歩いていることもあります。
それが、この女性にとっては信じられなかったようです。

だから厳しく呼び止めたものの、聞いた内容は「次の停車駅」というのが
私にとっては漫才のように見えて、面白い新幹線の移動となりました。

静かな雰囲気の東北新幹線の中で、この女性が目立っていたのは言うまでもありませんが、
何となく、面白い人柄に元気をもらったような気がします。

2012 年 9 月 14 日 20 時 15 分 25 秒

1年半でも変わらず

東日本大震災の発生から1年半がすぎました。
沿岸の各地では祈りが捧げられ、
鎮魂の一日となりました。

復興は十分に進んでいるとは言えず、
さらに未だ岩手県内では1205人、全国で2814人がまだ行方不明のままです。

高台移転、雇用問題、産業の再生、取り組むべき課題は多くあります。
どれも一刻も早く解決しなければなりません。

午後2時46分。
「もうすぐ2時46分ですね」と、報道センターで声があがりました。
自然と、フロアにいる全員が席を立ち、海に向かって黙祷が始まりました。

防災を推し進め、より安心できる岩手のために、何ができるのか。
考えながら前に進む日々が続きます。
あの災害を忘れない、という気持ちだけは変わらずにありたいーそう改めて感じました。

2012 年 9 月 11 日 17 時 09 分 02 秒

連続は20日でストップ

お暑うございます。

盛岡の最高気温は30度を超える真夏日が続いていましたが、
ようやくきょう、その連続記録がストップしました。
きのう(5日)まで20日連続で真夏日でしたが、
きょうの盛岡の最高気温は27.9度。若干ですが暑さが和らぎました。
ただ、それにしても、平年よりも2.3度高い気温です。

暦の上では既に秋ですが、朝晩は徐々に秋めいてきています。
涼しくなるのはありがたいような気がしますが、
そうなると急に今年の夏の暑さが恋しくなるかもしれません。

2012 年 9 月 6 日 19 時 29 分 07 秒