心のアーカイブ 伊波伴准

忘れてはならぬ、震災

阪神大震災が起きた1995年1月17日、私はまだ学生でした。

ちょうど、就職活動を始める時期。
朝起きてテレビをつけ、絶望的な光景が映し出されていました。

あれから18年が過ぎ、きょう岩手で、神戸で、
ともに祈りが捧げられました。

陸前高田市には、東日本大震災を機に神戸から「希望の灯り」が分けられ、
灯されています。

岩手では、午前5時46分、阪神淡路大震災の発生時刻に
希望の灯りの周りで祈りが捧げられ、
神戸では、午後2時46分に同じ灯りの周りで祈りが捧げられました。

復興とはなにか、という答えは難しいのですが、
答えに近づく一つは「災害そのものを忘れないこと」だと思います。

いわゆる被災地のために、何ができるのか、
考える第一歩は「忘れないこと」です。

沖縄戦を忘れない、
原発事故を忘れない、
その気持ちが再発防止や、これからの生き方、国の行方、
全ての出発点ではないかと思います。

テレビの役割として、何が必要なのかも、「忘れさせないこと」です。
一過性ではなく、長期的に、ローカルと全国放送とで、情報を伝え続けることです。

辛い出来事を忘れ、一時でもいやす楽しい時間も必要ですし、
辛い出来事を忘れず、後生に伝えていくことも必要です。

難しいですが、テレビの役割をしっかり果たす努力を続けていきたい思っています。
2つの震災で犠牲になった人々のために。

2013 年 1 月 17 日 18 時 35 分 43 秒