心のアーカイブ 伊波伴准

プロフェッショナル

10年来の年下の友人が結婚しました。
医師として多くの人を助ける仕事をしている友人は
同じ仕事をしている女性と結婚しました。

結婚式や披露宴では終始緊張しているように見えましたが、
奥様と一緒に歩く姿をみると、心が和み、
まるで親のような気持ちで、うれしくなりました。

この披露宴では、結婚した友人と幼馴染みの、もう一人の友人とも再会。
久しぶりに会っての会話は楽しいものばかりでした。

そんな中、外科医師同士の会話の輪に入りました。
「緊張しますよね、救急外来の・・・」
私の苦手な血が出る話です。外科ですから当然です。
しかしプロの会話は、冷静に続き、
神経や血管をしっかり縫う、というところに続きます。
聞いているだけで目が回りそう・・・。
縫うの?と聞くと
「縫いますよ。見えない糸でつなぎますよ」

見えない糸でつながった運命の関係ならロマンチックですが
髪の毛よりも細い糸で、つなぐべきものを縫ってつなぐそうです。

大変な状況ですが、経験するほど、救急でも冷静に対処できるそうです。
プロって素晴らしいと思います。

その披露宴出席のために新幹線に乗りました。
仕事でも私的な利用でも、私はよく指定券の変更をするのですが、
東京駅の窓口で変更をお願いした時のことです。

言葉遣いは若干荒削りな感じの3,40代の男性職員。
私の変更のお願いに、ものすごい速さで機械を操作して
「○時台と○時台は、2本、このうちどれも満席ですねえー。
でも、きょうは臨時列車。この間にありますので、
あー…窓側空いてないですけど、これが今変更できる一番早く着く列車ですねー」

私が早く行きたい、という気持ちと
窓側が良いなという気持ちを
先回りしてすべて読み取り、一瞬に答えを出してくれました。

いろいろなお客さんを相手にしているプロならではの
明快で素早い対応です。
ちょっとした事ですが旅路を急ぐ人にとってスムーズなやりとりことが
一番のサービスなのだな、と感じます。

2013 年 9 月 23 日 14 時 54 分 02 秒