心のアーカイブ 伊波伴准

山本文郎さんの死を悼む

フリーアナウンサーの山本文郎さんが亡くなった、という報道を見て
またひとつ、目標を奪われたような気がしました。

学生のころ、勝手に「一緒に仕事がしたい!」と思っていた、
いわゆる目標にしていたアナウンサーの方が2人いました。
強烈に一緒に仕事がしたいと思っていたのが
元フジテレビアナウンサーの逸見政孝さん。
もう一人が、山本文郎さんでした。

逸見さんに関しては、
私が高校生の時に出版された本「魔法のまじめがね」を買い込み、
どのようにアナウンサーを目指し、どんな勉強をしていたのか
バスで通学しながら、何度もその本を読んでいました。

山本さんは、情報番組の司会を穏やかに進めている姿を毎朝見て、
このような司会ができるような仕事をしよう、
そのために絶対にステーションアナウンサーになるんだ、と
気持ちを確認していました。

画面ではわからない、影の努力がおそらくいっぱいあるのだろうと想像し、
いま学生の自分がなにをすべきか、
答えは出ないものの、沢山の人と会い、
OB訪問をしたり、学校の先輩が開く私塾に通ったり
迷いながらも、夢に向かって進んでいる時期を思い出します。

またひとり、旅立ってしまいました。
私が一緒に仕事がしたいと勝手に思っていただけですが、
その夢はまたひとつ叶いませんでした。

お二人とも、私にとって、歩んでいく方向を指し示してくれた恩人です。

山本さんの温かい笑顔は、決して忘れません。

2014 年 2 月 27 日 17 時 11 分 54 秒