心のアーカイブ 伊波伴准

旅立ちの場面

年度末です。

卒業式が終わり、新しい生活に踏み出す人々、

または人事異動などで住み慣れた土地から別の場所へと旅立つ人。

今年も、盛岡駅の新幹線ホームは、旅立ちの人たちと見送る人たちの思いが凝縮される場所になります。

きょうは仕事のため、私は東京へ。

新幹線に乗るために急いでホームに向かいますが、短い時間でも、その光景はいくつも見られました。

 

がんばってねと笑顔で見送りつつも、寂しさを押さえられない表情の人。

友人に囲まれながら、ありがとうという声を振り絞り、ハンカチで目尻を何度もぬぐう学生さん。

お子さんを見送るために家族で新幹線ホームに駆けつけ、発車のベルと当時に涙を流してしまう母親。

胸をぎゅっとつかまれる思いです。

 

でも、寂しいだけじゃない、ということもみんな知っているはずです。

少なからず夢を抱いて、新しい一歩を踏み出す人々に、見送る人々はエールを送っています。

 

3月の新幹線ホームは、そんなあたたかさがあふれていて、輝いて見えます。

私もがんばらなくっちゃ!という気持ちになります。

2015 年 3 月 27 日 10 時 12 分 46 秒

感じる春

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春が来たことを実感する天気が続いています。

2月下旬から盛岡では雪が積もっては溶け、また積もっては溶け、を繰り返しています。

先週までは肌寒く感じる日がありましたが、一気に本格的な春を感じる天気です。

雪が溶けて無くなっているのはもちろん、日差しが増え、コートもダウンから薄手のものでも大丈夫に。

岩手山はまだ真っ白な雪化粧ですが、

だんだんと山頂の右側にワシ型が現れてきています。

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また、IATからは盛岡駅が見えますが

西口の人工地盤にある広場では保育園児たちが散歩をしている光景も見られました。

子供たちも日中、こうやって活動ができるようになってきたのだ、と実感します。

南のほうでは桜も開花。岩手でも待ち遠しいです!

 

 

2015 年 3 月 26 日 09 時 55 分 12 秒

もんずら

方言とは、日本語の豊かな差異です。

言葉が違っていて良い、という価値観は大切だなと思います。

および、地元の言葉には、その地元で使われて意味があり、美しいとも感じます。

ここまで大げさに表現しましたが、久しぶりに「こんな言葉が・・・!」と感じる言葉に出会いました。

 

もんずら。

 

「そこにある袋もんずら、取ってけで!」

およその意味は「そこにある、袋ごと(ぜんぶ)、取ってちょうだい!」という意味です。

若い人でも知らない言葉になるようです。

インターネットでは下北地方(青森)の言葉、とありました。確かに盛岡でも知っている人は多くないみたいです。

本当かどうかわかりませんが、

デパートの店内放送で、意味がわからなかった店員さんが捜し物の放送で

「袋と、もんずらを、お探しのお客様が・・・」ということがあったとか、なかったとか。

おそらく「袋ごと全部見あたらない」というお客さんが「袋もんずら」と表現し、

聞いた側が「袋」と「もんずら」が見あたらない、と解釈したと思われます。

 

もんずら・・・。

 

袋もんずら、とってけで・・・。

 

なんと素晴らしい言葉の響きでしょう。

日本語の豊かな違いを実感する瞬間は、たくさんあります。

2015 年 3 月 20 日 18 時 28 分 27 秒

新メンバー

IATに新メンバーが加わりました。
今月、既にお昼のニュースを担当している「岸英利(きし・ひでとし)」アナウンサーです。

既に、坂本アナウンサーの隣に座り、報道センターにもなじんでいます。

まもなく、アナウンサーの紹介ページも開設予定。
この人、誰だろう・・・という皆さんの疑問がそろそろ聞こえてきそうなので
ページ公開前に、一足先に、社内の様子を載せてみます。

kisi

このような感じです。皆さま、宜しくお願い致します。

2015 年 3 月 16 日 17 時 27 分 45 秒

忘れないことと、思い出すべきこと

 
つい先ほど、東日本大震災の発生時刻を迎えました。

私は、IATの社内にいますが、
午後2時46分、フロアにいる全員が、海岸線のある、東の方向を向いて、
テレビの放送と一緒に黙祷をしました。

つらく、重い1分間です。
つい4年前のことですが、
つらいことばかりが思い出され
涙が止まりません。

今放送しているスーパーJチャンネルスペシャルでは
午後2時46分の黙祷のあと、
「あのとき、何があったのか」を振り返るVTRが流れました。

あまり見たくない、と思っていた、あの日の映像です。

しかし、きょうはこの映像を受け止めなければと思います。
というのも、
全てにふたをすることで、何か前に進むわけではない、
むしろ、何があったのかを「思い出して」進まなければならない
きょうは、そんな日なのだ、ということです。

岩手が、全国が、震災の復興に対して同じ気持ちで進めるかどうか
私たちは試されています。

忘れないこと、思い出すこと。
テレビの役割を考えると、ますます身が引き締まる思いです。

2015 年 3 月 11 日 15 時 01 分 07 秒