放送番組審議会

5月(第108回)

概要

 岩手朝日テレビの第108回番組審議会が平成19年5月31日(木)、盛岡市盛岡駅西通の岩手朝日テレビ社内で開かれた。

 合評内容は「るくなす」

  • 伊奈かっぺいさんの、独特な落ち着いた雰囲気が番組全体に反映されていた
  • 地域密着型情報番組でありながら、東北以外の情報も含まれおり違和感を持った
  • 綺麗な風景映像に加え、小鳥のさえずりや、風の音など臨場感溢れる工夫が施されていた
  • 伊奈かっぺいさんの持ち味が出てくれば、団塊世代の方々が見ても楽しめる番組になってくると思う

という意見が出た。

出席委員は、増子義孝委員長、稲垣義孝委員、小田島利昭委員、笠川さゆり委員、高橋真裕委員、松尾正弘委員、松本直子委員、村田久委員、宮野裕子委員の9名。

議事録

1.開催日時 平成 19年5月31日(木)午前11時~

2.開催場所 岩手朝日テレビ 3階 会議室

3.委員の出席

委員総数 9名

出席委員数 9名

委員長 増子 義孝

委員 稲垣  義孝

委員 小田島 利昭

委員 笠川 さゆり

委員 高橋 真裕

委員 松尾 正弘

委員 松本 直子

委員 宮野 裕子

委員 村田 久

会社側出席者名

代表取締役社長 川崎 道生

常務取締役営業局長 幾度 恭嘉

常務取締役 小倉 潔

取締役報道制作局長  小椋 和雄

常勤顧問 横山 博文

技術局長 佐々木 正樹

報道制作部課長 奥原 文子

  番組審議会事務局長 佐藤 祐介

4.議題

(1)社長あいさつ

(2)6月単発番組について

(3)合評課題について

テレビ朝日系列東北ブロック6局共同制作番組

「るくなす」 毎週土曜日 12時~12時55分

(4)次回審議会

開催日: 平成19年6月28日(木) 11時~

本社3階 会議室

合評課題:IAT学びの旅倶楽部スペシャル

「奥羽の息吹~西和賀の大地に魅せられて~」

放送日時:6月23日(土) 16時30分~17時25分

(5)その他

5.概要

  *伊奈かっぺいさんの、独特な落ち着いた雰囲気が番組全体に反映されていた

  *地域密着型情報番組でありながら、東北以外の情報も含まれおり違和感を持った

  *綺麗な風景映像に加え、小鳥のさえずりや、風の音など臨場感溢れる工夫が施されていた

  *伊奈かっぺいさんの持ち味が出てくれば、団塊世代の方々が見ても楽しめる番組になってくると思う

6.議事の内容

佐藤事務局長

 只今より、第108回岩手朝日テレビ放送番組審議会を始めます。本日は、合評番組の制作担当として、報道制作局の奥原が出席しております。後ほど合評の際、よろしくお願いいたします。

 それでは、増子委員長、審議会の議事をお願いいたします。

増子委員長

 それでは川崎社長、一言お願いします。

川崎社長

 本日もお忙しい中、ご出席賜りましてありがとうございます。

 審議会を始める前にもお話が出ておりましたが、弊社が誇れる、番組審議会の委員であります高橋先生が、今回、岩手銀行の頭取に内定され、誠にもっておめでたい話でございます。

 改めて申し上げるまでもございませんが、高橋先生の合評課題に対する発言内容は、皆様もご存知の通り、感性の鋭さ、論旨も非常に明快でいつも核心を突いてご発言いただいております。今後は単に財界リーダーとしてではなく、岩手県のオピニオンリーダーとして、一層のご活躍を祈念いたしております。

 さて、本日は当社の決算内容につきまして簡単にご説明申し上げます。

 先週、金曜日に取締役会が開催され、第12期の決算等が承認されました。決算の内訳といたしましては、営業収益が前年比98.6%の32億5782万円、また、営業利益が前年比41.8%の1億8776万円、経常利益が前年比40.8%の1億7314万円、結果、当期純利益は前年比27.1%の6204万円となり、他在盛3局同様に、デジタル投資問題が影響し、我が社も減収減益となりました。

 今後も、2011年7月に予定されるアナログ放送終了と地上波デジタル放送への全面移行までの間、スタジオのHD化や放送設備の充実とデジタル用中継局の設置促進等々、膨大な設備投資が伴うこともあり、一層のコスト圧縮を基本としながらも、一方では魅力ある番組作りにも取り組んで参ります。

 番審の先生方にも今後とも忌憚のないご意見を頂きたいと思います。以上です。

増子委員長

 ありがとうございました。何かございませんか。

 それでは、6月の単発番組等についてお願いします。

佐藤事務局長

 はい、それでは、私のほうから、お配りした資料を基に、主な番組についてご説明させて頂きます。

 6月2日(土)午後9時から、「スペシャルドラマ・テレサテン物語」を、また、14日(木)からは恒例の「純情応援歌~生徒が作った学校紹介」がスタートし、7月10日まで全19回の放送を予定しております。

 16日(土)午前11時からは、自主制作番組「IAT出前カラオケ」のダイジェスト番組を、また、23日(土)午後4時30分からは、次回の合評番組でもあります自主制作番組「IAT学びの旅倶楽部スペシャル・奥羽の息吹・西和賀の大地に魅せられて」をお送りします。今回は、花巻市出身の写真家、瀬川さんが奥羽の魅力「カタクリ」の知られざる生態等を紹介する番組です。29日(金)午後2時からは、報道特別番組「伊藤北上市長に聞く」を放送いたします。その他の番組につきましては、お配りした資料をご覧下さい。

 続きまして、5月の視聴率につきましてご報告いたします。

 5月の視聴率は、全日平均視聴率で前年比0.3%UPの7.1%でしたが、残念ながら第5位、ゴールデン(11.9%)、プライム(12.5%)も共に前年比を上回りましたが、それぞれ第5位、第3位と前月の順位を下げる成績となりました。

 視聴率が落ちた要因といたしましては、平日ベルト番組、朝の「スーパーモーニング」、昼の「ワイドスクランブル」、夕方の「スーパーJチャンネル」、の視聴率が、いずれも前月を下回ったことによるものです。

 なお、視聴者応答記録につきましては、特に大きな、苦情・要望等はありませんでした。詳しくは資料をご覧下さい。

 以上です。

増子委員長

 ありがとうございました。何かございませんか。

 それでは、合評課題に入ります。

稲垣委員

 私は5月26日分を拝見しました。見た感想としましては、最近、オーバーアクションが目立つ番組が多い中、55分間見ていて非常にオーソドックスな構成で、落ち着いて安心してゆっくり楽しんで見られる番組だと感じました。

 これは、メイン司会の“伊奈かっぺいさんの、独特な落ち着いた雰囲気が番組全体に反映されているからだと思います。

 26日の放送は、裏磐梯の自然を紹介する内容でしたが、紹介する場所なども分かりやすい地図を使い、解説も加わり、とても丁寧に紹介されていたと思います。最近は旅番組も多く、ほとんど見ていても何処に行っているのか分からない時があるのですが、今回の番組は、その点を含め視聴者側に立った番組作りだったと感心しました。

 一点だけ気になったところがあります。それは、松本アナウンサーがネクタイを緩めた格好で出演されておりましたが、あれはちょっといただけないかなと思いました。若者向けの番組であれば、あのような格好でもいいのでしょうが、私の年代では、あの服装はあまり好ましくないと思います。中途半端な格好をするよりも、むしろ伊奈かっぺいさんのように、ノーネクタイで出られたほうがスッキリして、好感度も上がると思います。以上です。

小田島委員

 私は5月19日と26日の2回分の放送を見ました。

 実は19日の放送を見た時にはかなりがっかりしまして、次回26日の放送もあまり期待しておりませんでした。

 共同制作番組は以前にも話しましたが、テーマが決まっていても、それぞれ各局持ち回りで、担当者の取材に対する姿勢や題材に対する構成力などもそれぞれ違いがあるようで、共同制作は、バランスなども含め、なかなかな難しい番組かな?と見ながら思いました。

 2回の放送を見て一番気になったのは、スタジオに伊奈かっぺいさんを含め4人の方々が出演されておりましたが、出演者間の会話、ごちゃごちゃ話が多く、はたして誰が中心となって進行されているのか良く分かりませんでした。恐らく伊奈かっぺいさんがメインだと思いますが、もう少しそのへんの組み立てをしっかりしてもらいたいです。

 また、番組内で日刊スポーツの方が出演されているコーナーがありましたが、19日の放送では、楽天の野球の話題と、日刊スポーツ紙面で取り上げた東北地区の話題を紹介しておりましたが、翌週の放送では、全国区の話題が中心で、これはどうかなぁ、と感じました。全国の話題は全国放送の番組で紹介されていますので、番組タイトルにそった「東北をみる。きく。はなす。“るくなす”」の通り、東北の話題中心に放送していただきたいと思います。

 26日の放送は、期待を裏切られた19日の放送とはまったく違った内容で、東北の新緑というテーマで裏磐梯の風景が映っていまして、内容も「見る、聞く、話す」が全部集約されていており、更に、デジタルカメラの撮影方法など、「学ぶ」ことも加わり、とても関心を持って見させていただきました。

 合作の難しさは前にもお話しましたが、自分のところには力が入りますが、よその事になりますと頼まれてやったという感じで力が入らないように思います。19日の放送はまさしくそう感じさせる内容でした。中身の掘り下げ方、内容など、26日の放送を参考に今後の番組作りに期待いたします。以上です。

笠川委員

 私は、4月28日から5月26日まで録画で拝見いたしました。

 最初に、一番近いところからと思い、5月26日放送分を見ました。情報番組ということで、情報てんこ盛りかと思っていましたが、紹介されたのは、東北の新緑がテーマで、内容も充実しており、とても安心して見ることができましたが、女性アナウンサーの方が少し力を入れすぎていて、ゆったり感を邪魔しているような気がしました。

 その後、4月28日から5月19日まで見たのですが、番組がスタートしてまだ日が浅いせいもあり、26日ほどの好印象は持てませんでした。

 司会進行役の伊奈かっぺいさんの事で少し気になった点を申し上げますと、回を重ねて見ていくうちにかっぺいさんの勢いがなくなっているようで、逆に女性の方が纏めるようになってきています。私の記憶では20数年前にかっぺいさんと和田アキコさんが司会をしている番組があり、かっぺいさんのトークが好きでよく見ていた記憶があります。その番組と比較してみますと、かっぺいさんは一人で話されるのがお上手な方で、みんなで話すのは少し苦手な方なのかな?と感じました。この番組は伊奈かっぺいさんがレギュラーメンバーの一人なのか、かっぺいさんが中心の番組なのか、その辺がちょっとはっきりしていないように思います。伊奈かっぺいさんのファンとしては物足りなさを感じました。

 最後に、稲垣さんも話されておりましたが、私も東日本放送のアナウンサーの方のネクタイとジャケットの着こなしが中途半端に思えました。ラフならラフに、きちんとするなら、きちんとする、メリハリを付けるべきだと思います。以上です。

高橋委員

 私は5月26日の放送をビデオに録画して見ました。

 伊奈かっぺいさんのトークは、ちょっと鼻につく時もありますが、全体を通じで良い味を出している番組だと思います。

 特集は「東北の新緑」というテーマでしたが、裏磐梯の五色沼にスポットを当て、案内人を五色沼周辺が好きで、そこに移り住んできた自然ガイド科の橋口さんに任せたところなどは、番組に深みを与え、興味が持てる非常に良い内容だったと感じました。

 一方感心しない点としましては、この番組の共通キーワードとして、東北6県の地域密着型情報番組でありながら、突然、宮崎県産で一つ5000円もする完熟マンゴーを使ったロールケーキが紹介されたところです。この商品と地域性にはどこに関係があるのでしょうか。もしこれが東北の食べものを使ったロールケーキであれば、納得できるのですが、その辺がちょっと違和感を持つ内容になっていたのではないでしょうか。

 最後にお願いですが、今後、岩手県の文化、自然、食べ物など、いろいろな情報が紹介されていくと思いますが、他県の局と同じようなやり方ではなくても良いと思うので、岩手朝日テレビが独自の視点で、特にも地域のブランドイメージを高め、この放送を見た東北6県の方々が岩手県に足を運びたくなる、観光客動員に繋がるような番組作りをお願いしたいと思います。以上です。

松尾委員

 この番組は土曜12時からの放送で、昼食をとりながら家族みんなで見る番組としては、軽い感じで、気楽に見られました。

 ただ私も、先ほどから出ておりますが、良くも悪くもこの番組は、伊奈かっぺいさんが中心となる番組ということで、ただこれが活かしきっているかというと、疑問な部分があります。

 かっぺいさんが折角話されているのに、途中で他の人達がチャチャを入れ、見ている側としては「かっぺいさんのトークを聞かせて」と不満が残る場面が多かったような気がします。

 内容的におもしろかったのは5月26日の裏磐梯ですね、この日の放送は、綺麗な風景映像に加え、セリフのない場面では、小鳥のさえずりや、風の音などを録音のボリュームをグッと上げて、臨場感溢れるとても素晴らしい取材だったと思います。

 デジカメのワンポイントアドバイスも、なかなか見ごたえがあり「なるほど」と納得しながら見させていただきました。

 それから日刊スポーツのコーナーですが、ほどほどローカル色が出ていて、普段埋もれてしまいそうなニュースをうまく取り上げていると思いました。

 気になった点としましては、先ほども出ておりましたが、マンゴーのロールケーキです。宮崎県の特産品を素材とした商品を紹介する必要性もそうですが、もう一つ私は、女性のアナウンサーが「すっごーい美味しい」と話された後、男性のアナウンサーも「すっごーい美味しい」と何度も繰り返していました。素人ならともかく、「すっごーい」という言葉はアナウンサーなので「すごく」と言ってほしいかったです。その辺りはアナウンサーとして、気をつける部分かと思いました。以上です。

松本委員

 だいぶ皆さんの意見と同じ所がありますが、最新の2回分の放送についてお話したいと思います。

 笠川さんがおっしゃっていたように、伊奈かっぺいさんが失速しているように思えました。かっぺいさんは今までずっと一人でコーナーなり番組なりを得意とされてきた方なので、この番組のかっぺいさんは、どうも不完全燃焼というか、うまく使いきってないというか、かっぺいさんはどこにいるの?という感じでした。他局の番組で恐縮ですが、次の日の日曜日、お昼頃の時間帯にかっぺいさんの番組が放送されていて、二つの番組を比較してみても、この番組でのかっぺいさんの勢いのなさを感じました。

 ただそれは、あえて制作サイドが、これまでの伊奈かっぺいさんという人物イメージとは逆に、聞き役に回ったり、誰かと絡んで番組を進行させたり、というような、かっぺいさんの新境地を出させる意図であれば別ですが。

 このコーナーは良かったと思っているのが日刊スポーツのコーナーです。東北のスポーツを全国版のような取り上げ、興味深く紹介し、今までこのようなコーナーがなかったというのも不思議なくらい、東北に生きる者としてはとても興味を持って見れた企画でした。ハンカチ王子を取り上げられたようですが、私も東北密着型でお願いしたいと思います。東北には素晴らしい選手もたくさんおりますし、広く知られていない競技、スポーツ大会もたくさんあります。そのような情報をどんどん取材して紹介して頂けることを期待します。

 気になった点としては、以前「土曜のてっぺん」の合評の際にも同じようなことを話しましたが、またまた、東北との関連性の薄い宝石プレゼントのコーナーがありましたよね。今回もあって、「また同じことをやっている」と思いました。宝石をプレゼントするなら、久慈琥珀とか、もっと地域性に拘った商品選定が必要ではないでしょうか。

 最後に、伊奈かっぺいさん以外の方は残念ながら有名人ではないので、この人は誰なんだろう?この方はどういう立場でお話ししているんだろう?と思うところがあります。折にふれてこの人はこんな人なんだよ、という表示の仕方なり紹介があれば良いと思います。以上です。

宮野委員

 東北地方の番組ということで、私たちでも日帰りで行ける場所や美味しい店などを紹介しており、週末の番組として、とても役に立つ内容だったと思います。岩手はこれからだと思いますが、何処が紹介されるのか楽しみですね。

 私は、伊奈かっぺいさんが大好で、特にラジオ番組を良く聴いております。番組の中で、FAX通信のコーナーがありましたが、視聴者側とのやりとり、他の方にはないあの部分こそがラジオで培ってきた伊奈かっぺいさんの持ち味ですね。テレビでかっぺいさんの特徴をうまく引き出すのはなかなか難しいところだとは思いますが、その部分をうまく番組内に反映させていければ、もっと面白い番組になっていくと思います。以上です。

村田委員

 東北を見る、聞く、話す。「るくなす」という題名はなかなかおしゃれで、総合司会も伊奈かっぺいさんということで、期待をして見ました。

 第一印象としては、どうも伊奈かっぺいさんの良さが伝わってこないというか、女性アナウンサーの福元さんが背伸びをし過ぎているというか、おそらく彼女は、かっぺいさんを抑えるつもりでいるのでしょうけど、その辺がまだつかめていない感じですね。少し抑えてのんびりゆっくりすれば良いのに、肩肘張って慣れないせいもあるのでしょうけど、今のやり取りからは、あまり良い印象には映りませんね。かっぺいさんというのは毒舌なところや、スパイスの効いた一言が取り柄なのに、見ていると自分自身を抑えて、話したくても話せないように見えてくるんですよ。この番組は伊奈かっぺいさんをどう使いたいのか全く見えてきません。その辺がこの番組の中途半端なところかなと思います。

 かっぺいさんは知ってのとおり、頭の回転が速いし、人と人とのやり取りが上手で、そのところを活かすようにしないとかっぺいさんが必要のない存在になってしまうのではないでしょうか。

 例えば、いろは横丁の取材がありましたよね。あのような人と人との触れ合いの中での会話こそが、かっぺいさんの魅力であり、持ち味です。かっぺいさんをスタジオに居させるのではなく、現場に出して、東北6県の魅力をまんべんなく取材してもらいたいですね。

 最後に、マンゴーには私もがっかりさせられました。地域密着型という番組コンセプトから外れるような企画はやめてもらいたいです。

 いろいろ厳しいことを話しましたが、まだスタートしたばかりです。かっぺいさんを起用した点、共同で制作している点、生番組の利点など、もっと面白い番組に成長していける要素がたくさんあります。これからも頑張って下さい。以上です。

増子委員長

 4月28日から4本ビデオに撮って見たわけですが、全体的に落ち着いて、ゆっくり見られた番組でした。

 私が見ていて、伊奈かっぺいさんの良さを感じるのは、食べ物についても決して「美味しい」なんて言わないんですよ。名物に旨いものなしとか言ってね。毒舌なんですが、言い過ぎた場合はちゃんと最後にケアをすることを忘れない、そんな所に魅力を感じますね。

 先ほども村田先生が言っていましたが、横にいる女子アナウンサーですが、そもそも格が違うんですよ。トークの掛け合いをさせようとしても出来ないのです。とにかく厚みが全然違うんです。

 毒舌の一歩手前でちゃんとフォーローができる方なのですから、他の出演しているアナウンサーは、それをうまく引き出していくかが今後の課題だと思います。かっぺいさんの味が出てくれば、団塊世代の私達が見ても楽しい番組になると思います。

 以上です。

川崎社長

 皆さんからのご意見に今回のポイントが全て出ていたかと思います。フォローする側の女性アナウンサーが自意識過剰で、

かっぺいさんの持ち味を消してしまう。伊奈かっぺいという人物を起用するのであれば、彼の持ち味をいかに引き出していくかを制作サイドは一番考えるべき点です。

 以前の番組がなぜ駄目だったか?それは、東北に対する思い入れが少ない司会者だったからです。今回の番組は、かっぺいさんが司会者なのですから、いくらでも東北の話題は出てくるはずです。伊奈かっぺいという色をどうやってあの番組で出していくのか、発揮させるのか、そこのところをどう制作者が考えるかというところがキーポイントだと思います。

奥原課長

 本日頂戴しましたご意見は、今後の番組作りにおいて大変貴重な意見ばかりでした。来月6月17日、岩手からの放送が予定されておりますが、今回の意見も参考とし番組作りにあたっていきたいと思います。

 本日は大変ありがとうございました。

増子委員長

 その他何かございませんか?

 それでは次回の開催についてお願いします?

佐藤事務局長

 次回は、6月28日(木)に開催を予定しております。

 合評課題は、先週6月23日(土)16時30分から放送されるIAT学びの旅倶楽部スペシャル「奥羽の息吹・西和賀の大地に魅せられて」です。

 今回の番組は、花巻市出身の写真家、瀬川さんが奥羽の魅力「カタクリ」の知られざる生態等を紹介する番組です。

 詳しくは、資料をご参照下さい。

 以上です。

増子委員長

 それでは終了いたします。ありがとうございました。

7.審議機関の答申または改善意見に対してとった措置

ご指摘頂いた点を、今後の番組作りの参考とすることとした。

8.審議機関の答申または意見の概要の公表

6/14 朝日新聞岩手県版に審議概要を掲載。

系列各局に議事録を送付。

本社受付に議事録を常備、閲覧に供す。

インターネットホームページに掲載。

9.その他の参考事項

特になし

10.配布資料

◎ 6月単発番組編成予定表

◎ 5月岩手地区視聴率

◎ 5月視聴者応答記録