放送番組審議会

6月(第59回)

概要

 岩手朝日テレビの第59回番組審議会が平成14年6月27日(木)、盛岡市盛岡駅西通の同社で開かれた。

今回は、「Yui」および「決定!これが日本のベスト100」について合評した。

「Yui」については、

  • 題材及び人物の選び方が素晴らしい。県が何処までコミットメントしているのか?
  • 短い時間にテーマを絞って上手に作られている。もっと多くの人に見られる時間に放送して欲しい。
  • 地域発信番組として素晴らしい。若い人達の海の美化運動に、感激した。
  • 行政の一方的PRの臭いがせず、岩手の生き生きした姿が描かれている。啓蒙性と情報性を兼ね備えている。
  • ちょっと地味だが、奥の深い番組、行政のPR番組としては、もっと色々な方法で県民の目に触れるようにすべき。
  • 番組の印象は良い、但しインタビュー等の文字スーパーは画面構成上感心しない。
  • 官報を見る感じ、面白味に欠ける、もう一歩突っ込んだ作りにして欲しい。言葉のスーパーは余計な気がする。

との意見、質問が出た。質問については、局側から

  • 番組のテーマや登場人物については、県からの提案にもとづいて決定される。
  • 番組は県内だけではなく、県外でも放送されるケースがある。
  • 言葉のスーパーは、耳の不自由な方の為に不可欠である。しかし工夫は必要と思う。

と回答された。

「決定!これが日本のベスト100」については、

  • カラオケベスト100、あわただし過ぎる、中途半端で印象薄い。
  • 100と言う数字にこだわるのは、たんなる客寄せで意味が無いのでは。心に残らない。
  • 寿司屋の紹介は、等閑で情報番組としての役割を果たしていない。番組の狙いがわからない。
  • 紹介の仕方が、急ぎすぎでよくわからず、見て不完全燃焼をおこす。
  • 歌はゆっくりと聞く場面が必要。徳光アナと爆笑問題のコーナーで救われている。
  • なにも考えずに、唯見て盛り上がる番組ではないのか。じっくりと取り組んで見る番組ではない。それにしても番組の意図が理解できない。

との意見が出た。

出席委員は、増子 義孝委員長、及川 和男副委員長、大坊 忠委員、小川口 柳太郎委員、宮野 祐子委員、松本 直子委員、笠川 さゆり委員の7名、欠席委員は、石井 三郎委員、植本 花子委員、松尾 正弘(レポート提出)の3名。

議事録

1.    平成 14年 6月 27日(木)午前11時~

2.    岩手朝日テレビ本社3階会議室

3.委員の出席

委員総数 10名

出席委員数 7名

委 員 長       増 子  義 孝

副委員長       及 川  和 男

委  員       小川口  柳太郎

委  員       笠 川  さゆり

委  員       大 坊    忠

委  員       松 本  直 子

委  員       宮 野  裕 子

欠席委員数 3名

委  員       石 井  三 郎

委  員       植 本  花 子

委  員       松 尾  正 弘(レポート提出)

会社側出席者名

代表取締役社長    川 崎  道 生

取締役        横 舘  英 雄

取締役業務局長    河 邊    喬

報道制作局長     星 井  孝 之

技術局長       山 口    孝

報道制作部長     吉 田  孝 幸

取締役事務局長    末 吉  正 憲

事務局        佐々木  瑞 夫

           佐 野    尚

4.議   題

(1)7月の番組編成について

(2)番組合評

県政番組「Yui」

「決定!これが日本のベスト100」について

(3)系列24社番組審議会委員代表者会議報告

(4)その他

(5)次回の審議会

開 催 日:平成14年7月25日(木)

合評番組:「やじうまプラス」(月~金 5:50~8:00)

(6)閉 会

5.概    要

県政番組「Yui」について

* 題材及び人物の選び方が素晴らしい。県が何処までコミットメントしているのか。

* 短時間でテーマを絞り上手に作っている。より多くの人が見られる時間に放送して欲しい。

* 地域発信番組として優れている。若者達による海の美化運動に感激した。

* 行政の一方的PRの臭いがせず、岩手の生き生きとした姿が描かれている。啓蒙性を情報性を兼ね備えている。

* やや地味だが奥深い番組。行政のPR番組として、より様々な方法で県民の目に触れるようにすべきである。

* 番組の印象は良いが、インタビュー等の文字スーパーは画面構成上感心しない。

* 官報を見る感じで面白味に欠ける。もう一歩突っ込んだ作りして欲しい。文字スーパーは余計な気がする。

(局側の回答)

* 番組のテーマや登場人物については、県の提案に基づき決定する。

* 番組は県内に限らず、県外でも放送されるケースがある。

* 文字スーパーは、耳の不自由は方の為に不可欠である。しかし工夫は必要と思う。

「決定!これが日本のベスト100」について

* カラオケベスト100は慌しすぎ、中途半端で印象が薄い。

* 「100」という数字にこだわるのは単なる客寄せで意味がない。心に残らない。

* すし屋の紹介は等閑で情報番組としての役割を果たしていない。番組の狙いがわからない。

* 紹介の仕方が急ぎすぎでよくわからない。不完全燃焼な番組である。

* カラオケベスト100では、歌をゆっくりと聴く場面も必要。徳光アナと爆笑問題に救われている。

* 何も考えずにただ見て盛り上がる番組であり、じっくりと取り組む番組ではない。それにしても番組の意図が理解できない。

6.議事の内容

佐々木事務局長

 只今から第59回番組審議会を開催いたします。本日は石井委員、植本委員、松尾委員が所用のため欠席でございます。松尾委員からはレポートが提出されておりますので後ほど紹介させて頂きます。

弊社では先週の金曜日に株主総会が行われまして、新体制でスタートしております。本日は新社長に就任しました川崎も参っておりますので後ほどご挨拶申し上げます。それから、本日審議頂きます県政番組「Yui」の担当プロデューサーであります吉田も出席しております。

それでは始めに、弊社代表取締役社長、川崎よりご挨拶申し上げます。

川崎 社長

 おはようございます。只今、佐々木がご報告しましたとおり、6月21日の株主総会に於いて蓮見前社長と桑折前専務が退任いたしました。その後の取締役会で私が代表取締役社長に、そしてこれまで東京支社長を務めておりました村上が代表取締役に、また業務局次長を務めておりました末吉が新たに取締役に選任されました。常勤役員はそういったメンバーでございます。そして非常勤役員にも変更がございましたので、配布させて頂きました資料をご覧下さい。地元紙にも一部報道がされていましたのでご存知かとは思いますが、今回の交代につきまして蓮見前社長は21日の総会でこうおっしゃっておられました。平成12年3月に高弥建設の社債を引き受けておりましたが、今回の民事再生法申請の手続きが開始されたことによって、事実上、社債の回収が不能になった。予想できなかった事態とはいえ、会社に損害を与える結果となった。ということで株主の皆様にお詫びを申しておりました。結果としてこうした事態を招いた責任を取って、蓮見前社長と桑折前専務ご自身が総会の終結をもって辞任いたすことになりました。というご挨拶をしておりました。またご存知の通り、これからデジタル時代への対応という難しい状況を迎えておりますので、テレビ朝日系列全体の若返りが必要だというネットワーク全体の考えもございまして、今回の応対となった、という理解をしております。皆様にもご心配をおかけしたと思いますが、このようにご了承頂いておるという次第であります。高弥建設の社債購入に関しての一件ですが、今申し上げましたように、平成12年3月に社債1億円を購入しておりました。これが申し上げた通りの状況を迎えまして、事実上回収不能になっておるという判断をせざるを得ません。これにより、13年の決算ではこの1億円の社債の90%にあたります9千万円を特別損失として処理いたしました。この結果、資料にあります通り当期利益は2百万円の最終赤字となりました。当社にとっては大変に不幸な出来事ではありますが、経営に与える影響は最小限に食い止めたと判断しております。同時にこの事に関して、筆頭株主でありますテレビ朝日、朝日新聞や系列各社また主たる株主の皆様に私もお目にかかってご挨拶しておりますが、全面的にご支援頂くという約束を頂戴しておりますので、何ら当社の経営基盤には影響がないと考えておりますので、ご安心頂きたいと思います。

 さて、岩手朝日テレビの今後について一言触れさせて頂きます。6月1日に私は顧問として来ましてから昨日まで、集中的に社内外の皆様にお目にかかってご挨拶申し上げると同時に、様々なお話を伺わせて頂いております。その中で感じることは、自戒の念を込めて申し上げますと、地元での存在感がやや希薄ではないかいうことです。誕生して間もない局だということもあると思いますが、果たしてそれだけであろうか。もっと何かあるのではないかという気がします。それは社員が全体的に若いにも関わらずやや閉塞感を感じます。空気が弾けていないなと感じております。そこから打ち破っていこうと思っております。新しく若い局だけに、若くはつらつとした雰囲気を何としても社内におこさなくてはいけないと思います。今週月曜の朝、全社員に集まって頂いてそういったお話をさせて頂きました。併せて、テレビ朝日広瀬社長より岩手朝日テレビ社員のみなさんへというメッセージを頂戴しましたのでアナウンサーに朗読して貰いました。なかなか味のある気持ちのこもったメッセージでして、社員の皆さんにも喜んでもらっております。とにかく私は、地域の話題を県内あるいは全国に発信することがテレビ局の存在する基本だと思います。その体制がまだ充分でありませんし、開局当時の設備投資の累損もまだ少しございます。これを出来るだけ早く解消すれば、新たな展開も出来ると考えております。僭越ながら私の経歴も資料にございますが、私は基本的にテレビの番組にずっと関わってきまして、モーニングショーで10年ほどディレクターをしました後、専ら報道の記者及び部長として歩んできたのですが、ものづくりの人間だと自負しております。早く塁損を解消し、先行している3局に何とか追い付こうという気持ちで、持てる力を振り絞ってこの社の発展のために頑張ろうという決意を致しております。どうぞ番審の先生方、厳しいご姿勢を含めてご指導頂きますようにお願い申し上げます。長くなりましたがご挨拶とさせて頂きます。ありがとうございました。

佐々木事務局長

 川崎がご挨拶申し上げました。それでは増子委員長、議事の進行を宜しくお願い致します。

増子委員長

 それでは、7月の番組編成からお願いします。

河邊業務局長

 6月はワールドカップが放送されておりまして、特に日本戦はゴールデンタイムに放送されたベルギー戦、ロシア戦ともに岩手県でも50%以上の視聴率を獲得しました。我が系列で放送されました6月14日のチュニジア戦は、15時からという時間帯にも関わらず42.1%という非常に高い視聴率を得ました。占拠率、つまりその時間帯にテレビをつけていた人の72.1%がサッカーを見ていたという状況でございます。7月の番組編成としましては、恒例の高校野球岩手県大会の中継がございます。編成等の詳細につきましてはタイムテーブルをご覧下さい。また、7月ミッド改編の番組につきましてもタイムテーブルをご覧下さい。ポイントとしましては、水曜の19時台に2時間番組を編成しております。今までのスペシャル番組で実績がある企画と新たにヒット企画の開発をあわせて、視聴率の獲得を図って行きたいと考えております。また月曜20時台に「タイムショック21」を編成しておりましたが、「ダーク・エンジェル」というアメリカで大ヒットしております連続ドラマを編成します。また早朝帯を大幅リニューアル致しました。21年間続きました「やじうまワイド」をキャスターや出演者を一新しまして「やじうまプラス」というタイトルで新しくスタートします。この3点が改編の大きなポイントでございます。その他ドラマ等の新番組、スポーツ中継の単発につきましてはタイムテーブルをご覧下さい。

増子委員長

 ありがとうございました。番組編成についてご質問はございますか。それでは番組合評に入ります。松本さんからお願いします。

松本 委員

 まず「Yui」についてお話します。県政番組は各局それぞれに取り上げ方が様々で面白いなと思って以前からよく見ています。今回は、男女共同参画の回と私たちの海の回を見ました。男女共同参画については農業の関係でよく耳にしたり、実際に色々な勉強会に参加することもありますので、個人的にはさほど目新しくはありませんで、可も無く不可も無くという感じでした。私たちの海のほうは興味深く面白かったです。何が面白かったか考えますと、海で実際遊んだり活動されているサーファーの方々を取り上げて紹介していたのですが、よくこの人物を見つけたなというか、その視点が良かったなと思いました。サーフボードに乗っている彼らの姿も素敵だったし、また海を綺麗にしようとゴミ拾いボランティア活動に取り組んでるところも非常に新鮮で感動しました。彼らにも感動しましたし、彼らを取り上げたこの番組にも良いところに目を付けたなと感心しました。県政番組ですから県の意図が入っていると思いますが、この番組の中にその意図はどの程度の割合で入るものなのでしょうか。今回、私はこのサーファーの人をよく見付けたなと思いましたが、県からこの人を取材して下さいという指示があったのか、それともIATで独自に見付けたのか、後で結構ですので教えて頂きたいですね。

 「決定!これが日本のベスト100」これもたまに見る番組のひとつです。今回はカラオケの回を見ましたが、歌をとりあげた回だから余計にそう思ったのかも知れませんが、見ている側からすると非常に慌しすぎて、100曲のうちの何曲かはじっくりと聴きたいと思う曲があっても、やむを得ず途中で途切れてしまいますね、100曲を取り上げるわけですから。100という数字は大変にキリがよくて印象的な数字ではあるけれども、一つの番組で100を全部取り上げると、印象も薄く欲求不満のまま、ただ流れてしまうような気がして、100にこだわる必要があるのかなと思いました。慌しいイメージが拭えませんで、曲に関する回だったが故に何曲かはゆっくり聴きたいなと感じました。またこの放送に前後して、カラオケのベストソングや懐かしのヒットソングを取り上げる番組がテレビ朝日にもありましたし、他局にも似た構成の番組が続いたような記憶がありますので、余計に印象が薄くなった気がします。以上です。

小川口 委員

 「Yui」は6月22日の私たちの海・美化作戦を見ました。県政番組は各局やっておりますが、15分番組を一つのテーマでやったのは良かったと思います。私は、サーファー達はいわば散らかす奴等だと思っていましたので、彼らは他の場所に行ってもゴミを拾ったりするのかなと疑ったりしました。彼らも自分の遊ぶ場所は綺麗にするんだなと思いました。私は海よりも山が好きですが、山もゴミだらけです。林の中に捨てたら見えないし、いずれは風化して無くなると思って平気で捨てる人が多いです。山も海も道路も非常にごみが多いですので、このような番組でペナルティを出さなければごみ問題は解決しないと思います。最近、千代田区では一部道路を終日禁煙にすることで、たばこのポイ捨て対策をするというニュースがありましたが、これもペナルティの一例ですね。バス停でのタバコのポイ捨てを注意して乗り合わせたバスの中で気まずい思いをしたことがありまして、ポイ捨てを注意するためにもペナルティは必要じゃないかと思います。そして「Yui」は15分番組ですが、良い番組ですので土曜9時台ではなくゴールデンタイムにちょっと入れてもいいと思います。もっと多くの県民や若者に知ってもらいたい内容ですから、若者がテレビを見る時間帯に放送して欲しいと思います。「Yui」の制作には若い人が携わっているようですので、今後にも大いに期待したいと思います。

 「決定!これが日本のベスト100」は忙しい番組ですね。100を1時間に収めると1曲あたり何秒かで回転していきますから。温泉や映画のベスト100もあるらしいですが、果たして100にこだわる必要があるのでしょうか。多すぎて記憶には残りませんでした。

大坊 委員

 「Yui」は私たちの海・美化作戦と男女共同参画社会を見ました。地域に根ざすメディアとして地域ニュースを発信するということは良い題材だと思います。男女共同参画は、私は参加する機会が少ないのですが、農家の方が契約書を作成して夫婦の仕事分担を決めているのが新鮮でした。私のコンビニストアのチェーン店経営という仕事にも応用すべき点があるので考えてみたいなという点で勉強させられました。海の美化作戦については、学校や地域の主催もありますが、若者グループが自主的に清掃作業をしていることの素晴らしさと、それを取り上げたことが社会全体の教育になると思いました。汗を流す行動をとる若者達に感動した視聴者も多いと思います。

 「決定!これが日本のベスト100」は皆さんおっしゃるように、100選は本当に良かったのか、むしろ30なり50なりのほうが視聴者の心に残ると思います。

及川副委員長

 「Yui」は4回見ました。わずか15分間の番組で、そして岩手県提供の番組ですよね、県がスポンサーな訳ですが、行政の一方的なPR臭は殆ど感じることはなく、私たちが住む岩手の生き生きとしたところを良く伝えているなと思いました。全体として啓蒙性を持っていますし、情報提供にもなっている。加納美也子アナウンサーも非常に良く健闘していて、大変好感を持ちました。15分間でこれだけの内容をと感服しております。総評としては非常に良く出来た番組だと思います。私なりに見た4回でランキングをつけますと、「歯周病と歯の衛生」「海の美化作戦」「西和賀のミュージアム」、そして「男女共同参画」は食い足りない感じがしました。歯周病については、どういう病気かということと、視聴者が自分をチェックできるチェック項目、予防策は早期発見と早期治療と正しい歯磨きとかかりつけの医者を持って定期的検診をする、そして岩手の実態が全国比較で十年も早く自分の歯を失っているというショッキングな統計を示したり、またそれに対して岩手医大の歯学部の取り組みを紹介したりして、そして県の健康いわて21プランを紹介し、最後には自分の歯について考えてみてはという問いかけがあるわけですね。短時間ながら丁寧で充実した内容になっていて、効果的な意識啓発になっていると思います。こういう番組を作るディレクターやスタッフ達の努力は大変なものがあると思います。先ほどでました海の美化作戦も、大変に美しい映像で海や山を映しておりますし、内容も教育的で、問題が単に海岸だけではなくて上流部の問題でもあるということを認識させる内容になっていましたね。全体として音楽、イラスト、それからYuiのキャラクターも面白いですし、ナレーターも良いですね。是非、この好調さを維持してますます県民に親しまれるような番組にして頂きたいなと思いました。

 「決定!これが日本のベスト100」はおいしい寿司ベスト100を見ましたが、4月28日の番組スタート時には“史上最強のランキング番組”とか“史上最大規模のアンケート”という謳い文句でしたので、そういうことを期待して見たのですが、全国で4万店もあるといわれる寿司屋さんから100店をランキングする、その中で特徴のあるものを12店紹介して、それから100店のリストをパッと見せますが読み取り不可能ですね。そして次に第20位から1位までを映すわけですが、値段の表示があるのは良いとして、詳しい場所が全く不明のまま提示されていくわけです。単なる紹介や情報だけの構成で、しかも情報としても不十分です。テレビ朝日のホームページに載せるということでしたが、見ている限りでは分りません。寿司の旨さを味わうという雰囲気も乏しく、最後に銀座の久兵衛の寿司をスタジオで試食する場面がありましたが、そんなところでしかゲストの役割も発揮できないといった感じでした。事前の調査や仕込みの苦労の大きさにも関わらず、この番組の制作意図や価値が実現されていないという疑問を覚えました。自分のいきつけの店や知っている店が紹介されるといった興味は持てるでしょうし、有効な情報として捉えて紹介された店に行ってみようという人もいるかもしれません。しかし羅列的で早足で、堪能するということではありません。しかも情報としてもメモでも取らない限り一過性の情報として通り過ぎてしまう。詰め込み主義のこういう番組の意図は如何なものかなと思い、あまり感心いたしませんでした。以上です。

宮野 委員

 「Yui」は15分番組にしては奥が深くて非常に良い番組ですね。私はビデオにも録って見ましたので、見れば見るほど奥が深いのですが、それを一般の方に分かって貰うにはどうしたらよいのかと考えました。まず放送時間帯が悪い、そして地味目かな。一般企業にもPFIという考え方が浸透してきておりますから、岩手朝日テレビの番組というよりは、行政の番組と捉えたほうが良いと思います。岩手県はケーブルテレビで地方振興局等を繋いでいますから、道の駅や街角の画面で番組をPR出来るようにしたら、この番組は行政のPRになりますから県にもメリットがあると思います。ただ番組を作って放送して終わるのではなくて、何か他の形でこの番組が使えると感じました。地方振興局という出先機関は普段あまりスポットが当たりませんが、皆さん特徴を持った仕事をしようと頑張ってますので、こういった機会にそこを引き出すことが出来たらと思います。そして、その地域の宣伝のために一度放送するだけではなくて、流せる場がないのだろうかと思います。行政は国、県、市町村の連携がありませんから、そこを上手く連携させて、こういった番組を流すことが出来ればなと思います。これだけの番組なのに、時間帯が悪いので制作スタッフも報われないような気がします。

 「決定!これが日本のベスト100」は皆さんおっしゃったとおりです。お寿司のベスト100は、あまりにも早く進むので何を言いたいのかも分かりません。1位が銀座久兵衛で2位が新宿の回転寿司北澤倶楽部。このギャップは何だろう、選ぶ基準って何だろうと思いました。公平性が無いというか、店の宣伝かなとも感じました。投票した方の年齢層や職種といったこともはっきりしなくて、不完全燃焼でした。カラオケベスト100は無難にまとめたなと思いました。でも、この2つの番組が同じ「ベスト100」の番組であることがちょっと。構成も違うし、このタイトルで見る番組ではないなという気がしました。

笠川 委員

 「Yui」は、海の美化運動とエコミュージアムを見ました。地域の小さな活動が多くの人達を動かし、地域の活動となり、それが町おこしという形になって動いていくという話が15分の中で上手に映し出されていて、好印象でした。ただとても気になったことが一点ありまして、番組中に文字スーパーが出てきますよね。最初は耳の不自由な方のための文字放送なのかなと思って見ていたら、全部が出るわけではないのでそうではない。地方特有のなまりがある方がお話されている時は文字スーパーがあって良かったとは思いましたが。話をしている言葉と文字スーパーが同じであれば、聞こえてくるものと文字との一体感がありますが、文字スーパーがあまりにも綺麗にまとめすぎていて、聞こえてくるものと文字との一体感があまりにも無いんです。確かに話の肝心なところはとても上手にまとめられていますが、逆に一体感がなくて違和感を感じてしまう。文字スーパーをもっと上手に利用したら、もっと印象に残るような放送になったんじゃないかとそこが残念に思えました。

 「決定!これが日本のベスト100」は皆さんのお話とだいたい同じ印象です。今までは特番で放送されていたものが、毎週放送されているという感じで見ました。カラオケは家族で楽しんで見ました。歌はある程度聴きたいですから、タイトルはベスト100ですから100にも拘らなくてはいけないのですが、もっと中味を濃くしてゆっくり曲を聴く部分もあっても良かったのではという印象です。お寿司は東京、北海道、九州辺りが中心で、地元でないせいかあまり興味が持てませんし、印象にも残りませんでした。アンケートの規模の多さや正確さを売りにするのは分かりますが、もうそろそろ食に関するベスト…には視聴者も飽きがきていると思います。ゲストがコメントする時間が短い番組ですが、やはり徳光アナがゲストに上手にコメントさせていますね。それから爆笑問題のキャラクターも生かされたコーナーもあっていいなと思います。以上です。

増子 委員長

 ありがとうございました。「Yui」について、皆さんは物凄く好意的な評価をなさいましたので、私は敢えて辛口なことを言わせて頂きます。PR臭はないけれども、一言で言えば面白くない、文字でいえば官報を見る趣です。私は県政番組だと知らないでこの番組を最初見ていまして、洒落たタイトルも付いているから、IATの独自の番組かなと思っていたら、さっぱり面白くない。番組の最後に岩手県と出てきたから、ああそうかと納得しました。日頃、真面目な番組を作って欲しいと要望していますが、ここまで真面目になられるともう少し大胆不敵にしたほうがいいと思ってしまいます。そこで考えたのが、県からの注文が多すぎるのではないかということを感じました。それから文字スーパーは気になりました。映像に敢えて文字を出すのはどういう意味なのでしょうか。肝心の映像としての機能を殺しているんじゃないかと思いました。例えば、エコミュージアムでネットワークがどうであるとか文字で出てきましたが、あれを読み取る時間もないですし。要するに、だんだん勉強をしているような、襟を正して見なくてはという感じになってきて面白くない。多分、これも番組の制約でしょうが、子どもたちが沢山出てくるのですが、皆同じセリフを言うんです。皆を映してあげることに意味があるのかも知れませんが、もっと工夫があって良いと思います。要するに、物凄く岩手県の制約がある番組だと思います。県庁の役人の感覚みたいなものが感じられます。県庁の役人達に、プロはこんなものじゃないんだというところも見せてあげる、つまり苦労してとられたということを聞いていたものですから。チャレンジする価値がある番組じゃないでしょうか、ひと味違うものを意欲的に作ってみてはどうかなという感じがしました。それから加納アナはとても良いアナウンサーだと思いますが、やらせのような演技をたまにさせますね。あんなことはさせずに、もっと自然に素材そのもので勝負したら良いと思いますね。Yuiのキャラクターは面白いと思っていたのに、更に加納アナが出てきてくさい演技をすると、本番に入る前にやりすぎだなという感じがします。是非、15分の中で県庁の役人達をギャフンと言わせるようなものを、そしてやはりニュースが必ず入っていないと。15分では難しいでしょうが、それを是非心掛けて頂きたいと思います。

 それから「決定!これが日本のベスト100」はカラオケを見ましたが、この番組を良い番組だと思うひとの顔が見てみたいです。先ほど及川先生も“その意図と価値が分からない”とおっしゃいましたが、若者には享けるかも知れませんが、場面の展開の速さに慣れてしまうと、物事をじっくりと見なくなる。今の学生がそうなんです。連中は本一冊もじっくりと読めないんです。ひょっとするとそういう連中は良い番組だと言うかも知れないですが、そんな人達に良い番組だと言われるような番組を作っても、視聴率も上がらないんじゃないかなと思います。そうなったら、10万人ものアンケートをとってお金をかけて、壮大な無駄ではないかと思います。それにしても、こういう番組を作る意図、価値は及川先生と同様、分かりませんでした。論評以前という感じであります。

佐々木事務局長

 委員長、松尾委員よりレポートの提出がございましたので代読させて頂きます。

『「Yui」について:フットワークが軽快な番組です。地方のオリジナル番組らしく上手く各地域を紹介していると思います。金曜の午前4時15分から再放送があるとのことで、この時間に視聴者がいるのかと思いましたが、起きてテレビラジオをつけている人が結構いるみたいです。「決定!これが日本のベスト100」について:6月23日放送のベストソング100を見ました。1960年代から現在までの曲が広く選ばれていて、まさに私の年代に合わせたかの構成でした。盛り沢山の内容をよく1時間という限られた時間にまとめていると思います。駆け足の紹介ではありますが、ゲストによる生演奏、コメント等を上手くはさんでいます。集計方法は多岐にわたっているようですが、選曲に疑問がないわけではありません。年配の方にもアピールする曲、歌手をはさんだりして意識的にバランスをとっていたのではと推測します。その辺りは深刻なことを言わずに、家族でワイワイ騒ぎながら見ればいいのかと思いました。個人的には“これが太田のベスト○○”というコーナーが可笑しくて気に入っています。テーマの選び方で地域や年代に偏りが出てきそうなので、その辺りが今後の課題でしょう。以前放送されたダイエットでは、こんなにあるのかと驚きました。今後の楽しみはスポーツ名場面と映画名場面です。』以上です。

増子 委員長

 ありがとうございました。せっかく「Yui」の吉田プロデューサーがおいでですから、委員から出た質問に答えて頂きましょうか。

吉田報道制作部長

 「Yui」のプロデューサーの吉田でございます。ご指摘ありがとうございます。

 まず、各局で県政番組を放送しているということはお話がございました。2月の段階で企画提案の競合を致しまして、平成14年度から県内では弊社とテレビ岩手の2局だけが県政番組を放送しているという状況でございます。従来は4局の県政番組の中で、県の様々な施策を盛り込んでいったわけですが、結局2局になったことで、県側のエネルギーがかなりそこに集中し、例年に比べると硬いテーマが4月以降多くなりました。それをいかに分かり易く、できれば面白く伝えるかが、現場スタッフの苦労しておる部分でございます。ご質問がありましたサーファーの件ですが、美化作戦の話があった当初の、県の要請としては小学校の取り組みを中心でしたが、番組作りの部分で取り上げる項目が弱いということと、県側から岩手日報に掲載されたサーファーの記事を提供頂いたので、それを番組作りに入れ込んだという経緯でございます。次に男女共同参画は、家族経営協定書という耳慣れないものでしたが、Yuiではこの協定書をテーマにした放送を7月20日に放送されます。それから、放送時間のご指摘がございましたが、平成11年からこの時間帯に放送枠を移してから、お陰様で視聴率も好調に推移しております。昨年度は初めて2桁もとっております。4月からは7%以上とる回も多く、それを今後も維持して行きたいと思っております。Yuiは旅サラダと建もの探訪という番組の間に編成されておりまして、土曜日の午前中らしい落ち着いたラインアップと理解しておりまして、それが視聴率にも反映していると理解しております。それから、こういった番組を様々の場で活用できないかというお話ございましたが、過去、こういった15分の番組でせっかく取材したものをリメイクしてテレビ朝日系列のネットワークに協力しまして他県で放送した例もございます。具体的に申し上げますと、平成11年に岩手山の地震に伴い周辺観光地が苦しんでいるという状況がありました時、青森秋田のアナウンサーを岩手山周辺に集めて取材して貰いました様子を、青森秋田で放送しております。また北東北3県共同で福岡天神に夢プラザをオープンしたのをきっかけに、九州朝日放送からアナウンサーを派遣して貰い、岩手の観光地を巡って貰ったものを番組にし、それをまたリメイクしたものを九州朝日や青森、秋田等で放送しております。平成12年度には北東北3県の子ども環境サミットを放送しております。このように岩手県内で放送するだけではなく、他県でも放送している実績はございます。それからご指摘がありましたテロップの問題ですが、県の要望として今年度からは難聴者対策がテーマの一つに挙げられております。手話を入れる局もありますが、YuiはVTR構成でテロップのほうが効果的ということで、今の方式にしております。確かに映像と音声の一体感がまだ乏しい、違和感を感じられることは、こちらの反省すべき今後の課題として現場スタッフに伝え、対策させて頂きたいと思います。

星井報道制作局長

 今年度から始まったばかりで、ディレクターが4人でやっておりますが、テロップに関しては確かにまだ未熟です。文字については委員長からございました部分と県の部分とのせめぎ合いで、どうしても文字は入れなくてはいけないことを了解頂きたいことと、笠川さんがおっしゃったように気持ちの良いやり方を習得させたいと思います。また松本さんから県の意図はどの程度あるのかというご質問がございました。制作の形を申し上げますと、県のそれぞれの局からそれぞれのテーマが上がり、それを県の公聴広報課がまとめまして1ヶ月のラインアップという形でこちらに下りてきます。そのテーマをIATでは変えられません。それをいかに面白く、かつ爽やかに伝えられるかが我々の腕の見せどころではあります。先ほど吉田が申し上げたように、県政番組にしては視聴率がやや良いので、スタッフの力量が評価されているかなと思いますし、皆様のある程度の評価もあると理解しております。増子委員長がおっしゃるように、若干の官庁臭さがあるのは仕方がないかと思います。画にならないようなテーマの時もあります。しかしスポンサーは当然のことながら県ですし。テーマによって面白い時、納得出来ないときと様々ですし、放送前の県によるチェックもあり、何かと厳しい番組ではありますが、とにかくIATの新鮮なイメージをという狙いも含めて、旅サラダからの流れの時間にやっているという次第でございます。

増子 委員長

 ありがとうございました。ベスト100についてのご意見等はございませんか。

川崎 社長

 私は東京から来たばかりですが、多分、委員長がおっしゃいましたように、今の若者のものづくりの典型だと思います。そこに価値観を見出すといったことではなく、松尾さんのレポートにもあったように家族でワイワイ騒いでみる、そういったレベルのものだと思います。番組中にスーパー付けをしていくのは、恐らく十年程前から始まったのですが、今ものづくりをしている若者は、そこから入っていってしまっているんです。映像をいかに大事にするかではなく、画面にとにかく何かを入れる。過剰なスーパー付けや過剰な音楽、オーバーなナレーションといった、今の若者のものづくりは、どうしても我々の世代と相容れないものがあります。

 ベスト100はこの典型だと思いますが、我々の重大な課題だと感じております。

増子 委員長

 視聴率はどのくらいなんでしょうか。 

河邊業務局長

 7%前後でしょうか。

及川副委員長

 学生向け、若い人向けだとは思っていましたが。今の若い人たちの情報量、それは肩入れがあって音楽だったりスポーツであったり食べ物であったりしますが、量的にはとてもかないませんよね。けれども、彼らの頭の中にはそれがチップのような形で入っているだけで、体系付けたりそれでもって何かを思考付けたりということではない。テストで少しでも良い点数を採るような分しか働かないという傾向があるように思えて仕方ありませんね。非常に情報には敏感だし、多認思考が強いから知っていないとならない。確かに若い人達は違和感なくこの番組を見られると思いますがね。

河邊業務局長

 今の若者は劇画で育っていますし、バラエティでも「わっ」とか叫ぶだけの言葉とか余計な文字を入れる時代ですね。そしてゲームで育っていますから画面を変える対応も物凄く早いですね。

増子 委員長

 大学のセンター試験の国語で、本文を読んでから解答するのが我々の世代の普通ですが、最近の学生は解答から見て選択する。それで分からなければ本文を参照する。ですから本を読むという習慣が身についていないですよね。これは相当凄い状況ですよ。他にご意見をどうぞ。

松本 委員

 Yuiについてですが、地域を取り上げなくてはいけない番組は、県政番組に限らずそうだと思いますが、普段から局にどのくらい地域情報や映像がストックされているかだと思います。いつかは使うかもという取材の仕方はあまり合理的ではないのかも知れませんが、これを取り上げなさいと県から提示された時に他とは異なった切り口、県が気付いてない切り取り方が、もしかしたら過去に録り溜めていたものや、過去におさえていた情報の中から、同じ男女共同参画社会でもありきたりな角度からだけではなく、別の角度から切り方が可能になるのではないかと。地域密着型であれがある程、冒頭に社長がおっしゃったように、いかに地域に愛されるかとか根付くかといったことは、そこから始まる部分があるのではないかと非常に期待したいと思います。同じ素材でも別な見せ方をして頂きたいなと思います。

川崎 社長

 松本さんのおっしゃる通りだと思います。映像の部分で言いますと、アーカイブシステムを登用しておりまして、残念ながらまだ六年目の局ですのでそれほどの量はありませんが、一つ一つ積み重ねをしております。それから情報は完全にネットワーク、一つ一つの関連だと思います。普段の記者活動を通じてネットワークを作ろうとしております。Yuiチャンネルのレポーターは入社一年目の女子アナウンサーを起用しております。彼女達を敢えて起用している理由としては、岩手県出身ではないので地域の人達と親しくすること、地理的なことを覚えるといったことがあります。彼女達の中でその一つ一つが積み重なっていると思いますし、そのような事で情報の共有化を図っていきたいと思います。残念ながら底がまだまだ浅いですし、ネットワークが完成しているとは言えません。

松本 委員

 古くからある局でもそのような情報を持っているかと言えばそうでなかったり、またそれを活用できていなかったり。取材を受ける立場として、そんなの前に録っておきなさいよと思うことがありますね。ですから今から始まる新しい局だけに、そういった点に期待したいですね。

増子 委員長

 他にご意見はございますか。それでは系列24社番組審議会委員代表者会議のご報告を一言させていただきます。放送全般についての意見の部分はお手元の資料をご参考になさってください。放送全般ということでしたが、メディア規制を中心に意見を交換するという形になりました。全体としてはメディア規制に反対する意見が大勢を占めまして、テレビ朝日系列放送番組審議会名でメディア規制関連法案に反対する声明を提出してはということで会にかけられたのですが、メンバーの中に、決議は番組審議会の枠を超えるものであって、どうしても声明を出すのであれば有志の形にして欲しいという強硬な意見が出ました。結局、有志の形では意味が無いということで採択は見送られました。私は岩手朝日テレビの番審で全会一致で反対の意見を頂戴しておりましたので、私なりの表現でメディア規制に反対する意見を述べさせて頂きました。大変ありがとうございました。代表者会議を聞いていて感じたことは、やはり過剰報道や節度を欠いた番組、俗に言う俗悪番組に対する反発が非常に強く、報道が全体として果たしている大きな役割を見えなくして、バランスの取れた意見が出にくくなっているなという感じを強く受けました。どうしてもそっちに皆さん目がいってしまっています。全体の役割が視野に入らなくなってしまっているということです。その点で、吉永みち子さんが『メディアのマイナス面ばかりを皆さんおっしゃいますが、プラスの面もちゃんと評価すべきではありませんか』とおしゃっていたことが大変に印象に残りました。しかしさりながら、メディアはもう少し謙虚にならなくてはいけないだろうし、やはり節度を欠いた番組はだんだん少なくしていかなくてはならないだろうし、取材に当たっては隙のない取材、後で問題を引き起こすような取材はやってはいけないだろうなと。そういったことが重なってきますとメディア規制反対の運動をしても、その反対に対する支持がだんだんに失われるという危惧も一方で持ちました。雑駁ですがご報告に代えさせて頂きます。それでは次回の開催についてお願いします。

佐々木事務局長

 ありがとうございました。次回は7月25日にお願いしたいと思います。合評番組は「やじうまプラス」です。

増子 委員長

 それでは終了いたします。ありがとうございました。

7.審議機関の答申または改善意見に対してとった措置

特になし

8.審議機関の答申または意見の概要の公表

朝日新聞岩手県版に審議概要を掲載。

系列各局に議事録を送付。

本社受付に議事録を常備、閲覧に供す。

インターネットホームページに掲載。

9.その他の参考事項

特になし

10.配布資料

◎ 7月度単発番組編成予定表