いいコト! ~見たい 知りたい 出かけたい~

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いいコト!「三鉄沿線駅-1グルメ

山田の“元祖”という名前が付く肉定食

牛乳瓶に宮古の海産物を詰め込んだ珍しい料理に、

震災を経て復活した大槌のうな重など、

三陸鉄道で発行する季刊誌「駅ー1グルメ」にも掲載されている

三鉄沿線選りすぐりのグルメを紹介します!

 

 

◆「陸中山田駅」&「三陸味処 三五十」(山田町川向町)

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初めに中尾さんがやってきたのは、新設された「陸中山田駅」

オランダ風車がモチーフになっている可愛い駅舎となっています!

 

その陸中山田駅から徒歩1分のところにあります

「三陸味処 三五十」

およそ60年続く町の定食屋さんです!

 

山田の人たちに親しまれている人気のメニューが、

「元祖南蛮肉定食」

南蛮といえば、もしかしてオランダと関係があるのかと思った中尾さん。

南蛮は南蛮でも唐辛子の方でした…。この南蛮と豚バラ肉、醤油、みりんを

よく煮込んだ南蛮肉は、脂が口の中で溶けていきます!

 

南蛮肉は元々、大杉さんの家の食卓に出ていた料理で、小学生時代、

夏場の食欲が出ない時に、今は亡き祖母マサ子さんが、

よく作ってくれた家族の味だそうです。ちょっと濃い味付けと

南蛮のアクセントで、ご飯がすすみました!

 

そしてもう一品、今度は父から受け継いだというメニューが、

「あかもくラーメン(和風だし)」

父の繁雄さんが、山田町観光協会の会長を務めていた時、

山田町を盛り上げるため、名物を作ろうと目をつけたのが

町でよく収穫される「あかもく」という海藻!その独特な食感を

活かせないかと、ラーメンに盛り付けたのだそうです。

 

びっくりするのはその食感!トロトロネバネバで、

噛んだ時に音がするくらいシャッキシャッキ!

喉越しも良く、つるっと入っていきます!

 

大杉さんは料理の味だけではなく、

山田を盛り上げたいという父の思いも引き継いで、

リアス線の全線開通と共に街の盛り上げに一役買いたいとしています。

 

 

◆「宮古駅」&「割烹おかめ」(宮古市末広町)

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続いて、宮古にご当地グルメが誕生したということで、

神賀さんが故郷でもある宮古市にやってきました!

懐かしの末広町商店街を歩くことおよそ5分。

 

訪れたのは、今年30周年を迎える「割烹 おかめ」

落ち着いた雰囲気の店内ではズワイガニをはじめ、

地元宮古で獲れる新鮮な海の幸を使った、

種類豊富なメニューを楽しむことができます!

 

宮古の新しいご当地グルメというのが「瓶ドン」

宮古市は、全国的にも牛乳瓶の中に生うにが入って売っている

というのが有名で、そこをヒントに牛乳瓶を使って

宮古の新名物を作りたいという所からこの企画が始まったんだそうです!

 

ということで、こちらのお店で提供しているのが、

「瓶ドン みやこ」

瓶の中にはぎっしり色々な具が入っていて、まるで宝石のよう。

マグロ・ホタテ・タコや旬の魚など、宮古の美味しいものが詰まっています。

 

よく混ぜてご飯の上に盛り付け、仕上げにズワイガニと薬味をのせて完成!

ご覧ください!卵の黄身が絡んで黄金に輝いているかのよう!

 

6店舗9種類の“瓶ドン”はそれぞれ味付けも違うので

みなさんも「瓶ドン巡り」してみませんか?

 

 

◆「魚彩亭 すみよし」(宮古市栄町)

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瓶ドンの美味しさにハマった神賀さんは、「瓶ドン巡り」をしてみました!

 

訪れたのは宮古駅のすぐ前にあります

「魚彩亭 すみよし」

 

こちらのお店で提供しているのが、

「瓶ドンRED HOT」

宮古名産のたらを始めウニやイクラなど、食材そのものの味を

活かした瓶ドンで、見た目も豪華です!

 

宮古の美味しい食材とアイデアが詰まった瓶ドン!

宮古にいらした際は、ドンドン食べてみてくださいね。

 

 

◆「大槌駅」&「割烹 岩戸」(大槌町大ケロ)

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最後に中尾さんが訪れたのは、大槌町。

「大槌駅」の駅舎のデザインは、町のシンボル蓬莱島。

町民の人気投票で選ばれたんだそうです!

 

その大槌駅から閑静な住宅街を車で走ることおよそ5分。

訪れたのは、およそ120年の歴史がある「割烹 岩戸」

地元の人々が足繁く通う、老舗の割烹です!

 

料理人自慢の日本食を始め、特に評判なのが

「鴨つけ麺」

麺は、毎朝手打ちで作る風味豊かな二八蕎麦。

鴨肉でしっかりと出汁を取った、甘みと旨みを兼ね備えたつけ汁は

相性抜群です!

 

そして、こだわりの一品は創業当初から続くこの鰻!

実は鰻の旬は冬といわれ、夏よりも脂のノリが良く、

炭で焼くとふっくらと仕上がるんです。

 

「うな重」

肉厚の身がお重にびっしり!香りだけでもノックアウトされそうです!

上品な甘みを引き出すタレは、先代から受け継いできたタレ。

震災で一度無くなってしまったそうなんですが、食の大切さに気付いた

佐藤さんは再び店を開き、レシピを再現して、お客さんに喜んでもらえる

料理を作ろうと決意したそうです。

 

三陸鉄道リアス線と共に街の再興を願う、

料理人の思いがこもった一品でした!