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岩手山の噴火警戒レベル「2」に引き上げ【岩手】

仙台管区気象台は、2日午後3時に岩手山の噴火警戒レベルをこれまでの1から2に引き上げたと発表しました。登山道の立ち入りが規制されます。

岩手山の噴火警戒レベルはこれまで「活火山であることに留意」の1でしたが、午後3時に「火口周辺規制」の2に引き上げられました。

岩手山は、今年2月ごろから山の膨張による地殻変動が確認されていて、仙台管区気象台は、噴火警戒レベルを1から2に引き上げる可能性があるとしていました。

しかし、先月26日に国土地理院の衛星が観測した映像を解析した結果、大地獄谷付近のごく浅い所で膨張を示す変動が見られることから、2日に警戒レベル2に引き上げました。

気象台は今後、西岩手山の想定火口から概ね2キロの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるととして警戒を呼びかけています。

岩手山がまたがる雫石町の御神坂登山口には入山規制を伝える看板がさっそく設置されていました。

雫石町によりますと午後3時すぎに役場を出て町内の登山口に設置を始めているということです。