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盛岡少年刑務所贈収賄事件 受刑者の男(31) 初公判で起訴内容認める【岩手】

盛岡少年刑務所で起きた贈収賄事件で、受刑者の男の初公判があり、男は起訴内容を認めました。

起訴状などによりますと、盛岡少年刑務所の受刑者・平田将被告(31)はおととし11月ごろから去年1月ごろまでの間、刑務官の男から刑務所内で禁止されている菓子や雑誌などを複数回にわたって受けとり、その見返りとして第三者を介してあわせて現金15万円を渡したとして贈賄の罪に問われています。

平田被告は盛岡地裁で開かれた4日の初公判で起訴内容を認め「刑務官から『これ食べて』と菓子を渡された」「仮釈放を守るために刑務官に応じたが今考えてみれば何が何でも断るべきだった」などと述べました。

検察側は「本来社会復帰に向けて罪を償うべき受刑者にもかかわらず禁止されていることを行った悪質な犯行」と指摘し、懲役1年2カ月を求刑しました。

一方、弁護側は「刑務官が菓子を配ったことで犯罪に手を染めることになった」として情状酌量を求めました。

判決は来月18日に言い渡されます。