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「百日せき」過去最多ペース 県内で初の集団感染【岩手】
せきが長く続くのが特徴の「百日せき」が全国的に流行するなか、岩手県内で初めて集団感染が確認されました。
百日せきは1年を通して発生がみられる細菌性の感染症で新生児がかかった場合は呼吸困難などで死亡する恐れもあります。
盛岡市保健所によりますと、今月1日から9日までに同じ学校の生徒12人の発症を確認したということです。
部活動での接触が要因とみられています。重症者はいません。
感染者数の全数把握を開始した2018年以降、岩手県内での集団感染は初めてです。
今年県内では百日せきの患者が今月6日までに70人確認されていて、既に年間で過去最多となっています。
保健所は、せきが出ている場合にはマスクを着用するなどの対策を呼びかけています。