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仮設住宅の建設進む 5月の完成と入居をめざす【岩手・大船渡市】
2月に岩手県大船渡市で発生した大規模な山火事で家を失った人たちが暮らす、仮設住宅の建設が進んでいます。
市の要請を受けた県は、市内の旧綾里中学校と旧蛸ノ浦小学校のグラウンドあわせて2カ所に仮設住宅を建設中です。
3月中旬に着工し、5月中の完成と入居をめざしています。
工事は順調で、旧綾里中学校では住宅の骨組みが終わりを迎え、クレーン車を使って吊り上げられた木材を職人たちが受け取り、手際よく作業を進めていました。
建設会社によりますと、既に内装に着手している住宅もあって、蛸ノ浦とあわせると、県外も含めて130人から150人が工事に携わっているということです。
市内では、全焼54軒を含む86軒の住宅が山火事の被害を受けていて、今もおよそ200人が親戚の家や避難所などに身を寄せています。