放送番組審議会

7月(第70回)

概要

 岩手朝日テレビの第70回番組審議会が平成15年7月24日(木)、盛岡市盛岡駅西通の同社会議室で開かれた。

合評番組は、「第85回 全国高校野球選手権記念岩手大会」。

  • 三橋アナウンサーの実況中継は、とても素晴らしかった。山田アナウンサーも良かったが、やはり女性アナウンサーのスポーツ中継には違和感を感じざるを得ない。
  • 実況中継は総体的に、饒舌すぎず良かった。これからもアナウンサーは言語能力、表現能力に更なる磨きをかけて欲しい。
  • 中継の際、選手の出身中学がテロップ表示されるのが良い。今後も続けて欲しい。
  • 中継のカメラワークがとても素晴らしかった。
  • 「IATスーパーJチャンネル」内の「白球ダイジェスト」も非常に良くまとまっており、見やすかった。
  • 中継の当初、ボールカウントのパターンが画面に表示されるべき場面で表示されず、イライラした。
  • 開会式の入場行進は、女子高生の司会者(うぐいす嬢)の声を中継にもっと活かしても良いのではないか。
  • 中継が、ネット番組によって中断してしまうことは、やはり解せない。特に準決勝からはNHKでも中継をするため、視聴者がチャンネルを変えてしまうのではないか。
  • ネット番組中も、試合の途中経過や試合結果をテロップで流すなど、視聴者に配慮をした放送をして欲しい。

という意見が出た。

出席委員は、増子 義孝委員長、及川 和男副委員長、笠川 さゆり委員、宮野 祐子委員、小川口 柳太郎委員の5名、欠席委員は、石井 三郎委員、大坊 忠委員、松尾 正弘委員、植本 花子委員、松本 直子委員の5名。

議事録

1. 平成 15年 7月 24日(木)午前11時~

2. 岩手朝日テレビ本社・会議室

3.委員の出席

委員総数 10名

出席委員数 5名

委員長 増子 義孝

副委員長 及川 和男

委員 小川口  柳太郎

委員 笠川 さゆり

委員 宮野 裕子

欠席委員数 5名

委員 石井 三郎

委員 植本 花子

委員 大坊 忠

委員 松尾 正弘

委員 松本 直子

会社側出席者名

代表取締役社長 川崎 道生

代表取締役専務 村上 昇

常務取締役総務局長 伊東 正義

報道制作局長 星井 孝之

技術局長 佐々木 正樹

番組審議会事務局長 辻 一成

4.議題

(1)7・8月の番組編成について

(2)番組合評

「第85回 全国高校野球選手権記念岩手大会」について

(3)次回の審議会

開催日:平成15年9月25日(木)

合評課題:「夏は生!イッキに東北、夏まつり中継!」

(平成15年8月5日 19:00~19:54 生中継)

(4)その他

5.概    要

○三橋アナウンサーの実況中継は、とても素晴らしかった。山田アナウンサーも良かったが、やはり女性アナウンサーのスポーツ中継には違和感を感じざるを得ない。

○実況中継は総体的に、饒舌すぎず良かった。これからもアナウンサーは言語能力、表現能力に更なる磨きをかけて欲しい。

○中継の際、選手の出身中学がテロップ表示されるのが良い。今後も続けて欲しい。

○中継のカメラワークがとても素晴らしかった。

○「IATスーパーJチャンネル」内の「白球ダイジェスト」も非常に良くまとまっており、見やすかった。

○ 中継の当初、ボールカウントのパターンが画面に表示されるべき場面で表示されず、イライラした。

○開会式の入場行進は、女子高生の司会者(うぐいす嬢)の声を中継にもっと活かしても良いのではないか。

○中継が、ネット番組によって中断してしまうことは、やはり解せない。特に準決勝からはNHKでも中継をするため、視聴者がチャンネルを変えてしまうのではないか。

○ネット番組中も、試合の途中経過や試合結果をテロップで流すなど、視聴者に配慮をした放送をして欲しい。

6.議事の内容

辻事務局長

 それでは第70回放送番組審議会を始めます。増子委員長、進行をお願いします。

増子委員長

 はい、それでは川崎社長、お願いします。

川崎社長

 本日もご出席を頂きましてありがとうございます。ここ数日、7月とは思えない寒い日が続いております。弊社でも高校野球を中継してきておりますが、本日はこの悪天候で順延になりました。今日、審議会が始まる前に、増子先生から高校野球中継が途切れてけしからんというお叱りを頂戴いたしました。これにつきましては後ほど合評の中で状況等もご説明出来ればと思います。来月は審議会も夏休みとなりますので、今期最後の審議会になります。本日も活発な意見を頂戴できればと思いますので、よろしくお願いいたします。

増子委員長

 ありがとうございます。続きまして番組編成についてお願いします。

辻事務局長

 それではまず、8月の単発番組についてご説明いたします。

 8月2日14:00から「いわての牛乳カップ」をIAT制作で放送します。これは6月28、29日、7月5日に岩泉町で開催された第25回全国スポーツ少年団軟式野球岩手予選と、来る7月27日に秋田で開催される東北大会の様子をローカルで制作いたします。そして16:30から「夏瞬間2003ダイジェスト」、本年度の高校野球岩手大会のダイジェストを予定しております。

 8月4日16:00~16:30で高校野球甲子園大会の抽選会をABCからの中継で放送します。

 8月5日19:00~19:54で系列東北ブロック共同制作の「夏は生!イッキに東北、夏まつり中継!」、この番組は9月の審議会の合評番組とさせて頂きますのでよろしくお願いします。

 8月7日から21日の23:10~23:40は「熱闘甲子園」を編成します。また21日にはスケジュール通りにいきますと12:50から甲子園の決勝の模様を放送します。

 8月25日19:00~20:48「映画 ミスタールーキー」をネット編成しております。長島一茂主演の阪神が優勝するという劇場用映画です。今年は阪神が好調ですので、それに合わせタイミングよく編成します。

 また9月の単発番組としましては9月15日14:00~14:30「東北福祉大学番組(仮)」という、東北福祉大学のキャンパスガイド番組を編成しております。

 それから9月23日15:30~16:30「みちのくレース競馬ステーション」を中継いたします。8月・9月の主な単発番組につきましては以上です。

 それから7月の視聴率につきましては、集計がまだ出来ておりませんので、途中経過報告させて頂きます。

 テレビ朝日では、視聴率を2004年10月にプライムで13.5%獲得という目標に向けて、2クール半年ごとに目標を設けており、順調に推移しております。現在は12.1%と、キー局の視聴率は順調に推移しておりますが、弊社の視聴率は、7月第1週については若干苦戦しております。特に「ロンドンハーツ」といった若者ターゲットの番組が苦戦しました。また7月13日(日)の「日本のベスト20」「劇的ビフォーアフター」は阪神VS巨人戦を予定しておりましたところ、雨で中止となったために放送しました。そのために非常に視聴率的に苦戦し、この影響が大きかったと現時点では分析しております。以上です。

増子委員長

 ありがとうございます。番組編成についてご質問ありますか。

 次回の合評の夏祭り中継番組では、岩手の代表が「北上みちのく芸能祭り」ですか。

辻事務局長

 はい、放送日を8月5日火曜日の19時枠と6局で決めましたので、残念ながら、さんさ踊りは終わってしまっております。北上みちのく芸能祭りでしたら生中継が出来るということで、そうさせて頂きました。

増子委員長

 ほかにございませんか。それでは合評に参ります。高校野球中継についてですね。

 小川口さんからお願いします。

小川口委員

 連日の放送は雨で順延したりと、ご苦労が多いと思います。

 山田美保アナウンサーの実況中継を昼食を摂りながら見ましたが、中継の画面を見ていないと試合のつながりが分かりませんでした。やはりスポーツ中継には女性アナウンサーは馴染みにくいのかなという印象です。ラジオとテレビとでは違いますが、画面をしっかりと見ていなくては状況が把握できませんでしたので、迫力に欠けるというか、実況中継の元気さが途切れる感じがしました。それから山田アナと解説者のやりとりも少なかったように思います。ちょっと残念でした。

 また男性アナの実況も見ましたが、実況と解説者の名前のテロップが流れる時間が短くて、誰が喋っているのか分かりませんでした。

 それから、野球中継が11:45位に終了してしまうんですね。丁度、9回くらいのいい場面で終わってしまうんですね。そして次の中継は12:50から始まりますから、前の試合は終わっていて、一番見たい場面が見られません。しかも次の試合が始まっているのに、前の試合の結果を出さないのが気になりました。

 またコールド試合などで中継が早く終了した場合、その後の番組についての説明が何もなかったので、テロップを流すとか、アナウンサーが紹介したら良いと思います。

 また、三橋さんの実況はとても良くて、どこに出しても恥ずかしくないといった感じでした。それから中継のカメラアングルもとても良かったと思います。

増子委員長

 ありがとうございました。及川先生、お願いします。

及川副委員長

 2年前の7月の審議会でも高校野球中継がテーマでした。2年前の時点では、女性アナが中継することに期待と珍しさもあって見ましたが、野球をよく分かっていないという評価が出たことを憶えております。そういった意味で今回は、山田アナに注目しました。この点については後で述べたいと思います。

 私は、野球の実況中継は、アナウンサーを気にせずにゲームに入り込めることが、最も良いことだと思います。

 まず、開会式の入場行進ですが、伊波アナと山田アナがコンパクトにまとめて各校を紹介していました。チーム全員の顔をしっかりと映していて、全体としてカメラワークが非常に良かったと思います。球場全体の風景やブラスバンド、整列の模様など、バランスよく映していたと思います。

 式はいささか長いので、大事な挨拶以外の場面では音声を落として、両アナが今回の大会で会場を増やした意義や意味合いを語り合ったりしても良かったのではないかと思いました。

 また「白球ダイジェスト」は時間的なこともあるでしょうが、よくまとまっていたと思います。

 山田アナはあまり饒舌ではなくて良かったと思います。確かに比較すれば、男性アナたちはメリハリがあってなかなか良い中継をしていた印象があります。気になったのは7月14日の一関学院VS久慈工業の試合で男性アナが「ゲームセット!」と言わなくてはいけない場面で「この回、三者凡退…」と言ってしまい、慌てて「ゲームセット!」と言ったので全く締まりが無い。今の場面がどういう状況なのか、本当にこのアナウンサーは分かっているのかと思いたくなりました。

 また16日の久慈VS一関一高では、一関一高のオーダーがなかなか画面に出てこなくて、結局言葉だけで紹介されて、しばらくしてから文字で出ました。そして守備を紹介するときにこのアナは「守備のオーダー」と言いまして、それには違和感を憶えました。

 それからボールカウントや点数表示のパターンがなかなか出てこないのが非常に気になりました。試合がどういう状況なのかが分からない状態が非常に多かったですね。それほど難しい操作ではないと思うのですが、一体どうしてなのか、全く解せなかったです。22日の準決勝ではパターンの表示については改善されていたのでホッとしました。

 総体として見た範囲では、アナウンサーがあまり饒舌にならずに良く伝えていたと思います。筋書きのないドラマであるスポーツ中継では、状況に応じて絶えず臨機応変な対応や表現がアナウンサーには求められますが、アナウンサーの言語能力、表現能力がとても試され、鍛えられる場面でもあります。山田アナも経験を積んできて、2年前と比べたら向上していると思います。これは野球実況に限らずに、アナウンサーの普遍的な課題だと思います。しかもそこはチャレンジの場でもあると思いますので、なお一層磨いて、良い放送が出来るように努力を期待したいと思います。

増子委員長

 ありがとうございます。それでは笠川さん、お願いします。

笠川委員

 私は野球の知識があまりありませんし、中継もあまり見たことがありません。今回は開会式から見てみました。うぐいす嬢の女子高生が学校紹介をする声と、こちらのアナウンサーが紹介する声が重なってしまって聞きにくいというのがまず印象としてあります。うぐいす嬢の紹介と球児の行進がとてもマッチしていて、かえってそれだけで中継しても良いのではとも思いました。プロのアナウンサーが紹介するのでは、逆に高校生の初々しさが伝わらないと言いますか。

 それから始球式のボールがヘリコプターから落とされることに何か意味があるのか、ちょっと不思議でした。そして落とされたボールを球児が拾いに行くのではなくて、女の子が拾っていたのも不思議でした。

 それから試合の中継時間が残った場合なのでしょうか、負けたチームの涙のシーンをチラッと映すのは感動的なのですが、それが長すぎるとくどく感じますね、ここまでやらなくても…と思います。次の試合の球児たちの様子を映すとか、応援席の様子を映しても良かったと思います。

 実況中継については、先ほどから女性アナについての意見がありますが、私もどちらかといえば、野球といえば男性アナのイメージがありますから、女性アナの実況には違和感というか不安を感じます。野球が全く分からない私とレベルを一緒にしてはいけないのですが、本当に分かっているのかな……と思ってしまいます。

 それから高校野球中継は、“青春”というものが伝われば良いのではないかと単純に思って見ましたので、視聴者を楽しませようとか意図的にせずに、もっと単純に放送しても良いのではないかと思いました。以上です。

増子委員長

 ありがとうございました。それでは宮野さん、お願いします。

宮野委員

 開会式の模様をIATは9:30から、NHKは9:20から中継しました。

 この10分の差は大きいですね。開会式は始まる瞬間の緊張感も良いのですが、始まる前の余韻もまた良いですね。NHKはこの余韻をちゃんと掴まえて、優勝旗返還をする一関学院と、選手宣誓をする今年で廃校になる久慈農林の球児にインタビューをしているんです。静かな流れではありますが、この10分間に繰り広げられることが、後の開会式に及ぼす影響とは大きいなと、これは毎回感じていることです。

 そして入場行進ですが、IATは非常ににぎやかに進行していきますね。NHKはうぐいす嬢の言葉を借りて、アナウンサーは殆ど喋らずに静かに進行していきます。その時に最初の10分間のことを思い出しながら入場行進を見ますから感動するんですね。それ以外は笠川さんと同じ意見です。うぐいす嬢の声とアナウンサーの声が重なって聞きづらい所はありました。そういった意味で、IATでも中継が始まってすぐに入場行進ではなくて、何か考えたほうが良いのではないでしょうか。諸問題があって無理もあるでしょうが。

 それから及川先生もおっしゃいましたが、中継の始めの頃はパターンが本当に出なくてイライラしました。先日にはかなり改善されておりましたが。画像もNHKと比較すると綺麗でしたしアングルも良かったです。

 三橋アナの実況は非常に良いですね。IATのアナウンサーは全体的にトーンが高いですから、トーンが高いのが好きな人にはいいかも知れませんね。

 それから先ほども出ましたが、敗者の様子をあまりにも長く放送しすぎる点は私も感じました。

 また11:45で中継が切れるのは確かに気になります。せめてテロップで結果などを流しても良いと思います。

増子委員長

 ありがとうございました。

 IATの中継で良かったのは、出身中学が出ることですね。これは今後もやったほうが良いと思います。それなのに11:45で中継が切れてしまう。この時はNHKでも中継しておったのでそちらを見ましたが。中継が再開された次の第2試合で第1試合の結果が最後まで出てこなかったのは一体何なんだと思ってしまいました。そして中継が中断している間にニュースをやるのは仕方ないとして、その後の番組は…如何なものかと思い、先ほど川崎社長とお話しましたら、やはり厳しい事情があることは理解しましたが。しかし一度NHKに切り替えてしまうと、後はチャンネルを戻しませんね。これは何とかならないのかという気がしました。

 それからアナウンサーの言葉遣いについてですが、「試合のほうは○時から~」といった表現をしますね「試合は」で良いのに。若者言葉がアナウンスの中にストレートに出てくる、これはやはりアナウンサーが言ってはまずいのではないかという気がしました。

 他にご意見がある方はどうぞ。

川崎社長

 委員長、委員の皆さまから出たご意見でお答えできる部分についてご回答したいと思います。

及川副委員長

 なぜパターンが途切れるのかについてお願いします。

星井報道局長

 パターンについては個人の技量と感覚の問題です。投手が投げる時まで前のスコアが残っていない点は明らかにおかしいですね。私も何回か注意しましたが。

辻事務局長

 それでは大変お叱りを受けました編成枠についてご説明させて頂きます。

 私共はネットワーク協定と申しまして、キー局であるテレビ朝日、朝日放送と業務協定という局間の契約をしております。その中で、この時間帯はキー局の番組を同時間で取るという契約をしています。その延長線上で、IATがローカルで自由に編成できるローカル枠と、ネットワーク協定枠というキー局に営業権・編成権を渡している枠があります。営業権を渡しているということは、言い換えるとお金を頂いているわけです。ローカル枠は自由に編成できますが、ネットワーク協定枠は数年に渡って緩和はされてきておりますが、開会式で申しますと土曜日は8:30~9:30で朝日放送発の「旅サラダ」という情報番組を放送しております。この番組がIATとABC間ではネットワーク協定枠、基本的にはマイクロ同時ネット、同じ時間に放送して下さいというものです。今、宮野先生からご指摘があった部分に関しては、私も一視聴者の立場からすれば全く同意見ですが、ネットワーク協定を結んでいる以上、守っていかなくてはいけない部分であります。そして昼に関しては11:45からニュースがございます。このニュースはANN加盟24社、同時間に同じニュースをやりましょうというANNニュース協定の中で、ニュースは同時マイクロという大原則がございます。これがタイミング悪く同点や9回の場面に引っかかる可能性が高い時間帯であるということです。しかしこのニュース協定がありますのでなかなか切り崩せないものであります。そして委員長がご指摘の正午からの放送枠につきましては、本来12:00~13:05の65分の枠で、「ワイドスクランブル」はテレビ朝日発の協定枠で生番組で、先ほどの旅サラダと同様にマイクロで取れということなのですが、キー局の理解を頂いて、12:50で飛び降りと言いますが、15分だけ早くローカルに戻しております。結果、11:45~12:50の65分間はどうしても野球を中断せざるを得ないという、協定上の問題があります。また13:05以降の「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」と「徹子の部屋」も協定枠ではありますが、この2番組はVTR番組でございますので、時間移動をして野球中継終了後に放送して良しということになっております。これらの諸事情に関しては、今のところご理解を頂くしかしようがない部分だと思っております。

及川副委員長

 しかし、試合結果をお昼の番組中にテロップで流れた試合もありましたね。

 そういった努力は視聴者へのサービスという意味でも、どの試合でもなさるべきだと思いますね。確かにそれらの諸事情については仕方ないと思います。そういった条件下で何がやれるのかという点でもっと考えても良いと思います。

辻業務局長

 ご指摘の試合経過については、11:45の中継終了後、点数の動きや試合結果をスーパーでお知らせすべきだと思いますし、反省点であると思います。

笠川委員

 それから、今回は試合が6球場に増えましたが、その球場ごとの試合の途中経過を知らせるテロップも少なかったと思います。出来れば、他球場の途中経過をもっと頻度を高く、画面に映していて欲しかったですね。県営球場以外で母校や地元の高校の試合があるという視聴者もいるでしょうから。

及川副委員長

 中継車は使っているのでしょうか。

星井報道局長

 中継車は使っております。カメラの切り替え等はすべて中継車の中で行って、スーパーを出したり抜いたりといった作業は本社でしております。

及川副委員長

 カメラは何台ですか。

星井報道局長

 5台です。5台ないとあの映像は撮れませんから。

及川副委員長

 そうですね。確かにカメラワークは非常に素晴らしかったですね。

川崎社長

 委員長、本日は高校野球中継について、いくつか疑問点を含めてご意見を頂戴しましたので、これは高校野球放送が全て終わった段階で検討会を開きまして、問題点として話し合いをさせていただきます。

増子委員長

 無理難題をだいぶ申し上げましたが、よろしくお願いします。他にご意見はございますか。それでは次回の予定についてお願いします。

辻事務局長

 来月は休会でございますので、次回は9月25日です。

 合評番組は「夏は生!イッキに東北、夏まつり中継!」です。青森朝日放送が幹事社で東北6県生中継いたします。よろしくお願いします。

増子委員長

 それでは番組審議会を終了します。ありがとうございました。

7.審議機関の答申または改善意見に対してとった措置

 特になし

8.審議機関の答申または意見の概要の公表

 朝日新聞岩手県版に審議概要を掲載。

 系列各局に議事録を送付。

 本社受付に議事録を常備、閲覧に供す。

 インターネットホームページに掲載。

9.その他の参考事項

 特になし

10.配布資料

◎8・9月度単発番組編成予定表

◎7~9月タイムテーブル

◎6月視聴者応答記録

◎7月岩手地区視聴率

◎「夏は生!イッキに東北、夏まつり中継!」解説