<熊本地震>福祉チームで支援 現地で見た課題は【岩手・奥州市】
熊本県で震度7を観測した地震で現地に支援で入ったケアマネージャーの男性が取材に応じ避難所環境についての課題を指摘しました。
(リポート 上野正嗣記者)先月28日に発生した熊本地震。災害関連死の疑いがある1人を含め死者は39人に上りいまだ3000人以上が避難生活を余儀なくされています。
奥州市前沢のケアマネージャー千葉正道さんは、今月2日から7日まで現地で支援活動を行いました。10年前の熊本地震の際も県の災害派遣福祉チームとして現地入り。
そのときにできた仲間とのつながりで要請を受け熊本県のDCATのサポートメンバーとして宇城市の避難所で高齢者の相談や介助にあたりました。
(千葉正道さん)「私の見た印象では、東日本大震災から含めて能登半島地震も(支援に)行かせてもらっていて、まだ課題はある、まだまだというか、まだ課題はある」
指摘するのは、避難所環境の厳しい現状です。
(千葉正道さん)「入っていた一番大きい拠点には段ボールベットがなく、床で寝泊まりしていたので、ほこりが舞いやすい状況で、感染症リスクが高い状況もある」
この避難所に段ボールベッドが設置されたのは発災から一週間以上経過したあとでした。
さらに高齢者の支援にも課題が。
(千葉正道さん)「トイレ・・・流せないんですよね、水が」
断水の影響で毎回バケツで水を流すため高齢者にとっては負担となり利用を避けようと水分を控える人も多くいたといいます。
さらに、支援で送られたトイレカーには階段があるため昇り降りできず利用できない高齢者もいました。
(千葉正道さん)「岩手県で起こり得ないと思わないので、熊本地震みたいな感じのが、起こったことに対して自分たちはじゃあ次にこう備えていくという」
東日本大震災から15年。「備え」も進化を続ける一方、災害は季節や状況によって様々でいまだ課題も多く残されています。
(千葉正道さん)「なにか災害が起きたたときに国のチームが一気に行って、行政の運営も含めて支援する体制があれば、スムーズに行くのかなと思います」