放送番組審議会

1月(第74回)

概要

 岩手朝日テレビの第74回番組審議会が平成16年1月22日(木)、盛岡市のホテルメトロポリタンニューウィングで開かれた。

合評番組は「ふるさとCM大賞 in IWATE」。

  • 昨年の第1回よりも番組構成がすっきりしており見やすかった。  司会の山本晋也監督と山田アナのアンバランスさがかえって楽しい。
  • 審査員は作品を褒めてばかりであった。審査員には広告会社のプロもいたので、次回作品の向上のためにも、アドバイス的内容を取り入れたコメントが欲しかった。また、登壇した市町村代表の人に肩書きを入れるのであれば、役場以外の一般の人たちにも入れて欲しかった。
  • 参加市町村が着実に増えているのが嬉しい。また、CM制作者の技術も向上している。  CM内容が、牛・お米・りんごなどに偏ってしまう。岩手らしさの表現方法がこれに終始してしまうのは仕方がないのかもしれない。回を重ねるごとに市町村で議論されていくことを期待したい。
  • 岩手県はこれから数年、市町村合併や学校の統廃合が進む中、そのときに資料として残るような作品を作るという意味で、地域貢献をしていると思う。また自分の地域のCMが流れるのは、自分の地域について考えるきっかけにもなると思う。

という意見が出た。

出席委員は、増子 義孝委員長、松尾 正弘委員、小川口 柳太郎委員、石井 三郎委員、大坊 忠委員、高橋 真裕委員、松本 直子委員、宮野 裕子委員、村田 久委員の9名、欠席委員は、笠川 さゆり委員の1名。

議事録

1. 平成 16年 1月 22日(木)午後 4時~

2. ホテルメトロポリタンニューウィング

3.委員の出席

委員総数 10名

出席委員数 9名

委員長 増子 義孝 

委員 石井 三郎

委員 小川口 柳太郎

委員 大坊 忠

委員 高橋 真裕

委員 松尾 正弘

委員 松本 直子

委員 宮野 裕子

委員 村田 久

 

欠席委員数 1名

委員 笠川 さゆり

会社側出席者名

代表取締役社長 川崎 道生

代表取締役専務 村上 昇

取締役営業局長 横舘 英雄

常務取締役総務局長 伊東 正義

報道制作局長 星井 孝之

報道制作局課長 中嶋 勝則

番組審議会事務局長 辻 一成

4.議題

(1)2月の単発・年末年始番組について

(2)番組合評

「ふるさとCM大賞 in IWATE」

平成15年12月13日(土)放送分について

(3)次回の審議会

開 催 日:平成16年2月26日(木)

合評課題:「人間ビジョンスペシャル 心の中の国境」

平成16年1月15日(日)放送

(4)その他

5.概要

◎昨年の第1回よりも番組構成がすっきりしており見やすかった。

 司会の山本晋也監督と山田アナのアンバランスさがかえって楽しい。

◎審査員は作品を褒めてばかりであった。審査員には広告会社のプロもいたので、次回作品の向上のためにも、アドバイス的内容を取り入れたコメントが欲しかった。また、登壇した市町村代表の人に肩書きを入れるのであれば、役場以外の一般の人たちにも入れて欲しかった。

◎参加市町村が着実に増えているのが嬉しい。また、CM制作者の技術も向上している。

 CM内容が、牛・お米・りんごなどに偏ってしまう。岩手らしさの表現方法がこれに終始してしまうのは仕方がないのかもしれない。回を重ねるごとに市町村で議論されていくことを期待したい。

◎岩手県はこれから数年、市町村合併や学校の統廃合が進む中、そのときに資料として残るような作品を作るという意味で、地域貢献をしていると思う。また自分の地域のCMが流れるのは、自分の地域について考えるきっかけにもなると思う。

6.議事の内容

辻事務局長

 それでは第74回放送番組審議会を始めます。まず始めに新年にふさわしいご報告がございます。松本委員が毎日新聞社の農業記録賞を昨年12月17日に受賞されました。おめでとうございます。

増子委員長

 農業記録賞とはどういった内容のものですか。

松本委員

 記録とは言っても、原稿用紙10枚ほどの作文です。テーマは「農への思い」というものです。

増子委員長

 是非、拝読したいですね。おめでとうございました。それでは審議に入りましょう。

 川崎社長、お願いします。

川崎社長

 今年最初の番審ですので一言申し上げます。最近、社外の皆様から弊社社員に対するお褒めの言葉を頂戴する機会が多くございます。今、社を思い切って変えよう、ポジティブに仕事をして行こう、岩手と深い繋がりを持って仕事をしようということを、年頭、社員に言いました。これは私がこだわっておるところであります。報道を含めて、もっと地域に繋がる形で、積極性を出して取り組めと、暗に審議委員の皆様からもご指摘を受けていると感じております。いきなり大きなことは出来ませんが、着実に始めたいと思っております。平成18年には開局10周年を迎え、そこでより一層前に出るためには、そろそろエンジンを始動しなくてはなりません。そういった意識で社員共々、頑張って参ろうと思っております。本年もまたよろしくお願い致します。

増子委員長

 ありがとうございます。それでは番組編成についてお願いします。

辻事務局長

 それでは2月の単発についてご説明いたします。

 2月8日(日)「アジアへGO モルディブ」アジア諸国と福岡の繋がりをテーマにKBCが毎年制作しております番組です。

 また2月第2週にはサッカー五輪代表親善試合が3本編成されております。

 2月11日(水)「魅惑のコーラスビッグ3コンサート PART2」昨年12月20日に盛岡市民文化ホールで行われた弊社事業、ザ・マヒナスターズ、ロス・プリモス、ロス・インディオスのビッグ3コンサートを収録しましたものを1月31日と2回に分けて放送いたします。

 2月14日(土)「Yui スペシャル」県政番組のスペシャルです。沖縄県とのかけはし交流にちなんだ、二人のミュージシャンと岩手と沖縄の子どもたちの、歌による交流の物語というドキュメントを放送いたします。

 2月15日(日)「人間ビジョンスペシャル 心の中の国境」この番組は次回の合評番組でございます。HTB制作のシリーズです。ナビゲーターは徳光和夫さん、ゲストに佐々木主浩さんを迎えて、現役通算303勝、国籍がないという逆境の中で野球にすべてをかけた投手スタルヒンの波瀾万丈な人生を追ったドキュメント番組です。

 2月28日(土)「IAT CUP SNOWBOARD CHAMPIONSHIP 04」 毎年安比高原スキー場で開催します「IAT CUP APPI スノーボード選手権」の模様を放送します。毎年、スノーボードクロスとハーフパイプ競技が行われますが、今年は雪の出足が遅かった影響で、クロス競技が中止となりまして、ハーフパイプ競技のみの開催となります。また2月スタートの新番組としましては、アニメを中心に3番組ございます。詳細はお手元の資料をご覧ください。

増子委員長

 番組編成についてご質問はございますか。

松本委員

 「Yui スペシャル」の再放送はありますか。

辻事務局長

 再放送は予定しておりません。

増子委員長

 それでは「ふるさとCM大賞」の番組合評に入ります。村田委員からお願いします。

村田委員

 久しぶりに面白い番組を見たという感じです。43市町村も参加しているのに、私の住んでいる一関市が不参加だったのが残念です。大別しますと、観光的内容が濃い作品と、人と人との触れ合いをテーマにした作品になると思います。あまりに素人離れをした作品も何作かありましたが、かえって素人っぽさがあって苦労したんだろうなと思われる作品に僕は感銘を受けました。金賞を獲った玉山村の作品はなるほど、さすがに上手に作っていると思いました。

 一つ気になったのは、このCMを作るにあたって、市町村の住民の意見はどの程度取り入れられているのか、どんな協力体制なのかということです。ごく一部の人が作っているのではという作品も見受けられましたね。住民参加の作品にはほのぼのとした感銘を受けますが、あまりに上手でプロが作ったような作品は、殆どの住民が知らない間に作られたのではという気さえしました。その良し悪しの判断はつきませんが。また首長が自ら出演した作品もあって見ごたえがありました。

 そういった意味でこの番組はとても楽しかったです。よく皆さん考えるものだなと。

家族全員で最後まで楽しめました。これからも続けて欲しい企画だと思います。以上です。

増子委員長

 ありがとうございました。小川口さんお願いします。

小川口委員

 参加作品の制作にはプロの業者のような方は入っていないのですね。

星井報道制作局長

 そうです。

小川口委員

 制作時の様子や苦労した様子も放送されましたね。作品の内容も前年に比べたら技術が向上していましてびっくりしました。43作品すべてに市町村の思いを込めたタイトルが付いていて、なかなかなものだと思いましたが、内容を見ますと、岩手ならではと言いましょうか、お米・りんご・牛を使った作品が多いですね。地元の特徴をうまくPRした作品、また、どこに出しても通用するような作品と様々で楽しかったです。

 CMを見て、行きたい・見たい・食べたい・やりたい…と思わせるような作品が沢山ありました。特に金賞の玉山村と紫波町は、結果が出る前から私もこの作品は良いなと思って見ておりました。高度なテクニックが駆使されていて高い質の作品だったと思います。

 また審査員が5名おりましたが、皆さん岩手県に関係した人ばかりでしたね。それも良いのですが、全国レベルから見たこのCMはどうなのか、という観点から審査してもらうのも良いのではないでしょうか。次回は、岩手県には全く関係のない全国区な人に見てもらっても良いのではと思いました。

 43市町村のうち10市町村が賞を獲得できますから、ちょっと入賞率が高すぎるのではとも思いました。以上です。

増子委員長

 ありがとうございました。それでは大坊さんお願いします。

大坊委員

 合評番組を間違いまして、元旦に30人31脚全国大会を見てしまいました。番組を録画して後から見たのですが、音声が入っておらずに映像だけを見ました。

 番組内容についてはどうこう申しませんが、30人31脚に養護学校の生徒さんが参加するのは難しいでしょうか。そんなことを思いながら見ました。新年早々、失礼しました。以上です。

増子委員長

 ありがとうございました。石井さんお願いします。

石井委員

 第1回のふるさとCM大賞も審議しましたので、2度目の審議ですね。

 小川口さんもおっしゃいましたが、牛がとても多かったですね。数えてみましたら10頭以上出演していました。岩手らしさの代表は牛なんだなと改めて認識しました。逆に言いますと、どの市町村も同じようなものしか持っていない、一村一品ではありませんが、ここにはこれがある、という特色が持ちきれていない市町村がまだまだあるなと感じました。

 CMの紹介は石鳥谷町から始まって陸前高田市で終わるという「あいうえお順」でしたが、岩手は観光的には4大王国、雪王国・穀菜王国・魚彩王国・黄金王国に大別されますので、こういった地域で分けても面白かったと思います。また応援団が会場に来ている市町村もあったのでトーナメントにしてみても、会場そのものがより盛り上がったと思います。

 また審査員に思い切って外国人を起用したりして、地元の人が気づかない岩手の良さを発見してもらうのも楽しいかなと思います。審査員の構成にも工夫してみてはどうでしょうか。また、カメラワークに凝ったり、歴史を調べて作ったというプロ的な作品もあれば、学芸会のようなアットホームな作品もあって、どちらも楽しめました。この先、県外へ情報発信をする役目も担うようであれば、やはりプロ的な作品のほうが適しているのかなとも感じます。

 それから、行政の首長が参加した作品もいくつかありましたし、2回目ですので、行政の関心も高まっていると思います。第1回と今回はあまり内容に大差は無いと見受けられますが、この先は審査の方法などにアレンジを加えながら続けて行って欲しいと思います。総体的にとても楽しい番組でした。以上です。

増子委員長

 ありがとうございました。それでは松尾さん、お願いします。

松尾委員

 昨年の第1回をとても楽しく見ましたので、今回見るにあたって、楽しみ半分と心配半分でした。というのも、この狭い地域で翌年にバリエーションが出せるのだろうかと思ったからです。結果的にはどの作品も昨年よりも出来が良かったです。確かに扱っている題材は牛が多かったり、内容的には同じでも、切り口が結構あるものだと思いながら見ました。90分番組でしたが、合評番組だということから離れて楽しんで見ました。家族と30秒の作品を評価しながら見たのですが、大賞の玉山村の作品は無言で30秒間見まして、これは凄いと思いました。非常に納得の選出でした。

 紫波町はもち米の日本一の産地だということは、実はあまり知られていなくて、もっと地元が宣伝しなくてはいけないという話を、紫波に住む従兄弟と話したことがありました。今回、紫波町はそのもち米を題材にした作品だったので、これが起爆剤となって他の市町村の今後の活性化に繋がっていくと良いなと思いました。以上です。

増子委員長

 ありがとうございました。宮野さんお願いします。

宮野委員

 番組全体の構成は、前回よりも見やすくなっていました。司会の山本晋也監督と山田アナのアンバランスさを良しと見るかどうかは意見が分かれると思いますが、私はどちらのキャラクターも非常に好きなので、アンバランスさも良いと思いました。審査員の皆さんのコメントはとても良くて、前もってCMを見て、コメントを考えてから出ていたのでしょうね。簡潔でポイントを押さえたコメントをなさってましたね。

 CMの内容に関しては、自然と人を題材にするしかないのかな岩手県は…という感じで見ました。岩手県58市町村ありますが、これから市町村合併などで町や村の名前が無くなっていきますので、そのときに残しておく記録としても、このCM大賞はとても意味があるのではないかなと思います。地区や地域を見直す良い材料になってくれたら良いなと思います。是非これからも続けて欲しいと思います。

松本委員

 昨年の放送よりもずっと見やすく楽しくなって、バージョンアップしたなと思いました。3つの自治体を登壇させてCMを紹介していく流れは、非常にスピーディで飽きずに済みました。作品が流れる前にポイント紹介のコメントがあるのも、見逃すことなくポイントを見つけられて良かったです。撮影風景を前もって撮影して流すのも、裏話がより具体的に思えてよかったです。

 逆にこうあればよかったという点は、壇上で話す市町村代表の人たちの肩書きがテロップで紹介される方と紹介されない方がいました。普段は酪農家だよとか、漁業やってるよとか、テロップが出ると作品の理解度がアップすると思います。役場の職員の方たちはよくわかりましたが、一般の人たちにも欲しかったですね。審査員のコメントは褒めることばかりで、せっかく博報堂のプロの方もいたので、もっとこうしたらとかアドバイスもあって良かったと思います。作り手は思い入れが深いので、地域の人にはわかっても、我々には伝わりきれない、首をひねってしまう作品もありました。それでは自己満足にしかならないCMですから、的確なアドバイスが審査員からあれば、来年に向けてもっと実の在るものになったと思います。

 玉山村が2年連続でグランプリを獲りましたが、顔は知らなくても玉山村のCMを作ったといえば県民の皆さんは分かると思います。そういった意味でも地域に貢献しつつある番組だな、そんな気がします。以上です。

高橋委員

 私も楽しみながら見ましたし後味も良く、高い評価を与えられる番組だと思います。こういう番組こそテレビというメディアに適った番組と言えると思います。個々のCM作品を見ますと、ユーモアがあるもの、ほのぼのとした気持ちにさせられるもの、豊かなアイディアを感じさせるもの、プロ的な作品から素人的なものまで、ばらつきはありましたが、各市町村の歴史や街づくり、特産品や観光資源、地域社会への思い入れなど、制作者の熱意が十分に伝わってきました。私自身にとっても、各市町村の再発見に繋がったという意味では、見て非常に良かったです。

 山本監督の司会ぶりも非常に軽妙で良かったと思います。ただ、山田アナの服装はあの場の雰囲気とは違和感があったと思います。紅白歌合戦のような感じでしたので、その点がちょっと残念です。

 私は前回のCM大賞を見ていませんが、番組内のコメントで、前回よりも作品の質が向上していると言っておりましたので、次回はさらに面白いCMがたくさん出てくるのではないかと期待しております。ですから、CM作品の水準が向上することに呼応した番組作りをする体制を整えていく必要があると思います。この先、CM作品のテーマを絞ってみたりするのも一つの方法だと思います。

 私も番組審議会で何本か番組を審議してきましたが、その中で最も評価の高い作品です。以上です。

増子委員長

 ありがとうございました。私も大変に良い番組だったと思います。と言いますのも、昨年は私の住む紫波町が応募すらしていなかったのが、今年は賞も獲りましたから。

 どの市町村もおらほに来てやという気持ちで作っていますが、これは、地域住民が地元地域を考えるひとつのよすがになるんじゃないか、その効果は案外大きいという気がします。私は紫波町に住んでいますが、最近は財政赤字の蓄積や合併といった暗い話ばかりで、求心力がだんだん無くなっている、町がバラバラになっているような感じがするんです。例えば、紫波町が賞を獲ってしょっちゅうテレビに出てくるとなると、町民が自分の町のこれからの方向性を考えるきっかけにはなると思います。

 ですから、先ほどどなたかが住民参加があるかどうかについてお話されましたが、作るときに出来るだけ沢山の人を巻き込んでいくことが、あるべき方向ではないかと思います。このままいくとテーマがなくなるのではという意見もありました。環境や産物、資源など限られておって、牛ばかり出てくるという。恐らく来年は、今年の放送を見て各市町村がバージョンアップを図ると思います。ネタが尽きるほどに市町村での議論は深まっていって、それが町づくりに繁栄されるようなことになれば、これは番組が当初意図していたことではないでしょうが、実は凄い企画ではないでしょうか。僕はそんなことを考えながらみておりました。皆さん、いかがでしょうか。

川崎社長

 ふるさとCM大賞が意図するところは、自分の町・村の再発見であると思っております。ですので、増子委員長のご意見はその通りです。石井さんがおっしゃるように観光という視点があっても良いと思いますが、私は村田さんがおっしゃるように人にこだわる、コミュニティーにこだわるのがこの番組のテーマだと感じております。皆さんからご指摘があるように、自治体ごとに様々な作りの作品がありますが、暫くはそれで良いのではないかと思っております。まずは参加市町村を一つでも多くすることが目標です。そして、村や町で年に一度の話題になるようになる、それが一番良いと思っております。

増子委員長

 もっとご意見のある方は発言をどうぞ。

小川口委員

 審査員の方は事前にCM作品を見ておられたんですよね。

中嶋ディレクター

 そうです。事前にVTRをお送りして見ていただきました。コメントも事前に考えていただきました。

村田委員

 玉山村のような凄い作品ばかりになると審査員も大変ですね。あまり上手くなりすぎないで欲しい、という気持ちもありますね。

小川口委員

 田野畑村の作品も良いですね。あれは高校生が作っているとは思えませんね。

宮野委員

 田野畑分校は無くなるんですよね。あの作品を見てまずそれを思いました。

増子委員長

 CM大賞は回を重ねるごとに面白い作品が出てくるような気がしてなりません。

 牛が11頭も出てくるようなことは少なくなると思いますし、よほど考えなくてはいけないと分析すると思いますから。

石井委員

 次回のCM大賞にはテーマを設けてというお話をしましたが、まだ参加市町村をいかにして増やすかという段階であるという川崎さんのお話がありましたので、そういうことであれば、テーマなどは設けずに、そしてもっと賞を乱発してどんどん参加市町村を増やしていく方向にすべきだなと感じました。

高橋委員

 今回、この番組には石井さんもスポンサー社となっておりますが、私どももスポンサーとして番組提供をいたしました。このような番組はスポンサー冥利に尽きるなという感じがしました。

石井委員

 スポンサーという観点からすると、視聴率が取れるような番組づくりといいましょうか。あまり真面目な作品ばかりではなくて、元気がある、パワーがある作品がもっと出てきて欲しいなと思います。

増子委員長

 58市町村のうちの43市町村が参加となれば、不参加のほうが如何なものかということになりますから、峠は越したと言いましょうか。

村田委員

 僕はこの番組のVTRを東京に住む妹に送ったんです。懐かしいと、とても喜んでいましたよ。

松本委員

 そうですよね。岩手県人会などに送ってみてはどうでしょうか。とても喜んでくれると思いますよ。

増子委員長

 そうですね。是非送ってみてはどうですか。他にご意見はございますか。

 それでは次回の審議会日程など、お願いします。

辻事務局長

 次回は2月26日(木)です。合評番組は単発番組で紹介しました、2月15日放送の人間ビジョンスペシャル「心の中の国境」をお願いいたします。

増子委員長

 それでは本日の審議会を終了いたします。ありがとうございました。

7.審議機関の答申または改善意見に対してとった措置

特になし

8.審議機関の答申または意見の概要の公表

1/28付 朝日新聞岩手県版に審議概要を掲載。

系列各局に議事録を送付。

本社受付に議事録を常備、閲覧に供す。

インターネットホームページに掲載。

9.その他の参考事項

特になし

10.配布資料

◎ 2月度・年末年始単発番組編成予定表