10月(第132回)
概要
岩手朝日テレビの第132回番組審議会が平成21年10月29日(木)、盛岡市盛岡駅西通の岩手朝日テレビで開かれた。
合評内容は 「小学生クラス対抗30人31脚全国大会2009」
- 小学生のコメントも大人顔負けの話しぶりで、圧倒されました。
- なぜ30人31脚に出場することになったのか関係者の苦労や悩みが良く表現されていた。
- 児童が校長先生に出場をお願いするシーンには熱いものが感じられた。
- 先生と児童の絆、児童同士の励ましが仲間に信頼を生む過程が良く描かれていた。
- 番組の途中経過で視聴者から見てタイムがどのレベルか判りにくかった。
- もう少し参加校を増やす努力が必要だ。
- 競技を通じてタイムを競い一喜一憂するシーンは感動する。
という意見が出た。
出席委員は、増子義孝委員長、小田島利昭委員、弭間俊則委員、村田久委員、吉田政司委員の5名。欠席委員は、笠川さゆり委員、そのだつくし委員の2名。
議事録
1.開催日時 平成 21年 10月 29日(木)午前 11時~
2.開催場所 本社3階 会議室
3.委員の出席
委員総数 7名
出席委員数 5名
委員長 増子 義孝
委員 小田島 利昭
委員 弭 間 俊 則
委員 吉 田 政 司
委員 村 田 久
欠席委員数 2名
委員 笠川 さゆり
委員 そのだ つくし
会社側出席者名
代表取締役社長 富 永 健 治
常務取締役 辻 一 成
取締役報道制作局長 小椋 和雄
編成業務局長兼放送番組審議会事務局長
小 林 直 紀
報道制作部局長 佐々木 貴
報道制作部課長 奥 原 史 子
番組審議会事務局 佐 藤 清 一
4.議 題
(1)番組合評
「小学生クラス対抗30人31脚全国大会2009」
(2)11月単発番組について
(3)次回審議会
開 催 日:平成21年11月26日(木)11時~
本社 3階会議室
合評課題:「人生の楽園」
放送日時:毎週土曜日18時~
5.概要
◎ 社長あいさつにつづき、編成局長から11月単発番組と10月の視聴率の説明がされた。
◎ 小学生のコメントも大人顔負けの話しぶりで、圧倒されました。
◎ なぜ30人31脚に出場することになったのか関係者の苦労や悩みが良く表現されていた。
◎ 児童が校長先生に出場をお願いするシーンには熱いものが感じられた。
◎ 先生と児童の絆、児童同士の励ましが仲間に信頼を生む過程が良く描かれていた。
◎ 番組の途中経過で視聴者から見てタイムがどのレベルか判りにくかった。
◎ もう少し参加校を増やす努力が必要だ。
◎ 競技を通じてタイムを競い一喜一憂するシーンは感動する。
6.議事の内容
小林事務局長
それでは、只今より、第132回岩手朝日テレビ放送番組審議会を始めます。
それでは、増子委員長、議事をお願いいたします。
増子委員長
それでは富永社長、一言お願いします。
富永社長
本日もお忙しい中、お集まり頂きましてありがとうございます。
今回30人31脚岩手大会に参加された小学校チームは6チームでしたがインフルエンザの影響で1チームが不参加となってしまいました。年々参加チームが少なくなっていますので、どうすれば参加チームが増えるのかが今後の課題でもあります。
本日も先生方から貴重なご意見をよろしくお願いいたします。
増子委員長
ありがとうございました。
何かご質問等ございませんか?
それでは、11月の単発番組と視聴率についてお願いします。
小林編成局長
来月もほとんどスポーツ一色といった番組の放送になります。大学駅伝では日本一を目指して争う決定戦の放送や、ゴルフでは、賞金争いの1位、2位の決定戦といった大会の模様を放送してまいります。
また、横浜国際マラソンは東京国際マラソンから名前が変わっております。
10月は、2,3週目の特に3週目では、各局レギュラーのぶつけ合いになっております。IBCさんに少し負けておりますので、視聴率獲得に向けて頑張って欲しいところです。
また木曜日に放送しております「交渉人」の数字が伸び悩みであります。
フィギュアスケートの浅田真央さんに期待しておりますが、今一歩力振るわずで、どうなる事かと思っております。6戦中2試合だけしか出られないのも寂しいところであります。
増子委員長
ありがとうございました。何かご質問ございますか。
それでは合評課題に移ります。
吉田委員
30人31脚の合評は、2年ぶりのような気がします。出場する学校数が少ない。また今回はインフルエンザの件で、スタッフも気を使っての予選だったのではないでしょうか。
西和賀小学校が優勝を果たせてよかったですね。
また小学生のコメントも大人顔負けの話しぶりで、圧倒されました。
参加校が少ないせいでしょうか、会場の賑やかさが少なくて寂しく感じました。キー局と連携してDVDを各小学校に送るとか、DM等を送るような工夫されてはどうでしょうか。岩手から何かを発信する努力をされてみてください。
村田委員
勝つという、それだけの競技にこだわりがあったのですが、今回はそれを払拭する内容に仕上がっていました。どうして30人31脚に出場できたのか。先生、父兄らの苦労と悩みが良くわかる作りで説得力がありました。
この大会に出場する事が、いかに難しいのか。今、学校が抱える問題を見せ付けられた思いです。児童らが校長先生に出場をお願いするシーンには熱いものを感じました。
スピーディなつくりと随所にカメラアングルの素晴らしさが光っていました。隣の生徒のシャツの袖をしっかりつかむシーンやソックスに書かれた文字のアップ。カメラマンがちゃんと捉えていて好感が持てました。
先生と児童のきずな、児童らの励ましと信頼が生き生きと映し出されていましたね。こんな先生がいて、こんな児童がいる。こんな学校があることに感動し、羨ましくも思えました。
おそらく出場できない小学校の父兄や児童らがこの番組を見ていたら、同じ思いになったのではないでしょうか。
なんとか、出場する学校が増えて、今後も続けていただきたい番組の一つです。
弭間委員
30人31脚の地方大会を今回初めて見せて頂きました。
多くの小学校の参加があるものとばかり思っていましたが、5校だけの出場で番組を作る側も大変だったのではないでしょうか。参加する小学校は少ないですが、今後も続けていて欲しい番組ですね。今の時代、教育問題の中で良い先生が少ない時代で、参加していた小学校の先生はみんな良い先生だったと思います。
レースという観点から見ると、タイムがどのぐらいなら好タイムなのか、番組の経過の中で位置づけがわかりづらく感じました。視聴者が見ていて、好タイムがどの秒数かをわかり易く伝えて欲しいと思いました。
今回は14回目という事で、今までのダイジェスト版のようなつくりにしてあるともっと面白いかもしれません。来年出場したいというプロモーションは大事だと思います。
小田島委員
今まで何回も地方大会を見てきましたが、今回は今までの中でいちばん面白くないように思いました。参加チームが少ないからでしょうか。もう少し参加校を増やす努力が必要ですね。今までの大会は参加する小学校が多かったので、コメントもいろいろ聞けましたし、感動するシーンも多く視聴者側でも面白いと感じていました。今回は5校の参加で寂しいですね。ネタも少なくなってしまいますし、出来るだけたくさんの小学校が参加してくれるような努力をするべきですね。
増子委員長
実に参加した小学校が少ないですね。痛々しく困りましたね。しかし、私は見ていて中身は良かったと思いますよ。
30人31脚という競技は見ていてすばらしいです。今の子供たちは人を殴ったりケンカしたりしてコミュニケーションを図らないからね。その中で競技を通してタイムを競い一喜一憂するシーンとても感動しました。
学校教育のテーマとしてつくり、参加すればよいのに小学校ではみんな逃げの体制ですよね。
クラス全員で肩を組んで汗を流して練習をして一生懸命走った思い出は一生心に残ると思います。学校側も少し考えてくれたら良いのにと思います。学校の衰弱が目立ちますね。
以前出場した小学校の児童は今どうしているのか。その辺りを取材してみてはどうでしょうか。何か工夫をしないと参加校が増えないかもしれませんね。今後の課題ですね。
報道制作奥原
貴重なご意見をありがとうございました。今回の大会の演出は菊池が担当させて頂きました。また、ルールについてどうすれば良いのか検討した結果、今までなら各都道府県で1位が全国大会に出場していたルールから、全国で上位10チームだけが全国大会の切符を獲得できるといように変わり、岩手県大会で1位になっても全国大会にいけるかどうかわからないルールに変わりまして、結局全国13位で出場が出来ませんでした。
増子委員長
そんなルールでは、ますます参加する小学校は減ってしまいますね。
何か他にございませんか。では次回についてお願いします。
小林事務局長
では次回についてですが、「人生の楽園」を合評課題にしております。是非ご覧になって貴重なご意見をお願いいたします。
増子委員長
それでは終了します。ありがとうございました。
7.審議機関の答申または改善意見に対してとった措置
ご指摘頂いた点を、今後の番組作りの参考とすることとした。
8.審議機関の答申または意見の概要の公表
朝日新聞岩手県版に審議概要を掲載。
系列各局に議事録を送付。
本社受付に議事録を常備、閲覧に供す。
インターネットホームページに掲載。
9.その他の参考事項
特になし
10.配布資料
◎ 11月単発番組編成予定表
◎ 10月岩手地区視聴率