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新たな「うるしびと」着任 県外から移住し 漆職人へ【岩手・二戸市】
漆の生産量日本一を誇る岩手県二戸市に、漆職人をめざす県外出身者の2人が移住しました。「うるしびと」として伝統を受け継ぎます。
二戸市は、漆文化の後継者を育てようと、9年前から地域おこし協力隊として「うるしびと」を採用しています。
1日は、新たに着任した青森出身の庄司瑛一さんと茨城出身の飛田陽子さんに藤原淳市長から辞令が手渡されました。
美術の教員だった庄司さんは浄法寺漆に心惹かれ、「うるしびと」になることを決めたといいます。
また今年度は、漆塗りの工程を担う「塗師(ぬし)」も採用されました。
浄法寺漆は、国内生産量のおよそ8割を占めていて、国宝建造物の修理などにも使われています。
2人は今後、漆掻きや漆器づくりの技術を学びます。