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県内でも労働団体がメーデー集会 賃上げや労働条件の改善求める【岩手・盛岡市】

 5月1日は労働者の祭典、メーデーです。岩手県盛岡市の岩手公園では賃上げや労働条件の改善などを求め、2つの労働団体が集会を開きました。

 このうち、労連系の集会には100団体600人が手作りの旗やプラカードを持って参加しました。

 いわて労連の中野るみ子議長は、「30年もの間実質賃金が上がらず、1日8時間働いても安心して暮らせない状況に陥っている」と訴えました。

 この後、物価高騰を上回る大幅な賃上げなどを目指すメーデー宣言が採択されました。

 続いて開かれた連合系の集会には38団体800人のほか、達増知事や盛岡市の内舘茂市長も出席しました。

 連合岩手の伊藤裕一会長は春闘の中間報告に触れ、4月11日現在の集計では組合員1人当たりの平均賃上げ額は1万5587円賃上げ率は5.38%と、2000年以降最高水準だった去年に及ばないものの高水準を維持していると話しました。

 集会後、参加者たちは市内をデモ行進し、労働者の処遇改善を訴えました。