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誤嚥事故で園児が寝たきりに 北上市が検証委員会設置へ【岩手・北上市】

 岩手県北上市の認定こども園で、当時1歳の園児が寝たきりとなった誤嚥事故について、市が検証委員会を設置することがわかりました。

 これは、14日開かれた市議会全員協議会で明らかになりました。

 北上市に住む羽藤凰ちゃんは当時1歳だった、おととし6月に北上市内の認定こども園で給食のバナナを誤嚥しました。

 窒息の時間が長かったため、脳に大きなダメージを受け寝たきりの状態となりました。

 事故から6月で2年となる中、議員からは検証委員会の立ち上げまでになぜ時間がかかったのか疑問が上がったのに対し、市の担当者は「事故の原因となる基礎疾患の検査が進められていて、結果を待つ段階にあった」と説明しました。

 今後、委員が選定され6月に1回目の会議が開かれる予定です。

 今回の決定に対し、凰ちゃんの母緋沙子さんは「やっとここまで来たかと思う所です。私たち家族のように辛い思いをする家族が今後出ないことを願っています。」とコメントしています。