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開眼せまる“ドラゴンアイ”渋滞懸念【岩手・八幡平市】
八幡平の観光スポット「ドラゴンアイ」には近年多くの観光客が訪れています。
一方でその人気のあまり今年は市が観光客に異例の呼びかけをしています。
八幡平の山頂近く、「鏡沼」の雪解けが進むと現れる「ドラゴンアイ」。竜の目に見えることから名付けられ、晴れた日には青空が反射してエメラルドグリーンの絶景が楽しめます。
数年前からSNSなどで人気が上昇し、海外からも観光客が訪れています。今年は例年より雪が多く気温も低かったため雪解けが遅れていますが、すでに多くの人が訪れています。
人気の一方で問題が起きています。
八幡平は岩手と秋田の県境にまたがっていて、岩手側からドラゴンアイへ行くには、2つの道があります。その一つの八幡平アスピーテラインでは去年最大4キロ、およそ3時間の大渋滞が発生しました。
さらに今年はもう一つの道、八幡平樹海ラインが去年7月の大雨で道路の一部陥没したため通行止めとなっていて、復旧の見通しも立っていません。
こうしたことから去年以上の混雑が予想されるため、市は異例の呼びかけをしています。
去年は特に休日の混雑が激しかったため、できるだけ平日に訪れるよう呼びかけています。市では5月23日頃から混雑が始まると見ていて、駐車場に誘導員を配置するなどして対策をする予定です。
ドラゴンアイの中央部分が溶け出し「開眼」となるのは、6月初旬と見込まれています。