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岩手ビッグブルズがB2昇格【岩手】
5月17日からホームで繰り広げられたB2プレーオフ3位決定戦。
岩手ビッグブルズは、ホームの大声援を味方に2連勝を飾り、B3降格から1年でのB2復帰を決めました。
B2昇格最後の椅子をかけて挑んだ3位決定戦。相手は昨シーズン共に降格を経験した新潟です。
17日の第1戦、ブルズはクレイ・マウンスらの活躍で前半を44対31とリードして折り返します。しかし第3クォーター、新潟の猛攻を受けます。そして1点差に迫られ、会場に緊張が走ります。その空気を打ち破ったのはPGの関屋。自慢のドライブで連続得点し、9得点すべてを後半に記録。勝負強さを発揮し、ブルズは終盤の粘りで初戦をものにしました。
B2昇格まであと1勝とし迎えた18日の第2戦。運命の一戦を見届けようと、盛岡タカヤアリーナには過去最多となる4255人のブースターが詰めかけました。
試合は序盤から激しい攻防となります。立ち上がりから新潟の高さとスピードに苦しみ、ブルズはリズムを掴みきれない時間が続きます。しかし第2クオーターに入ると、ブルズの攻撃が一気に火を吹きます。6本のスリーポイントシュートを沈め、このクオーターだけで30得点を挙げます。
しかし、後がない新潟も簡単には崩れません。粘り強く、じわじわと食い下がる展開に持ち込みます。第3クオーターに入っても、互いに意地をぶつけ合う展開が続きました。
まさに一進一退の試合。緊迫の攻防となります。新潟が意地を見せ得点を重ねれば、ブルズもタッカー・ヘイモンドを中心に確実にスコアを返し、試合の主導権を巡るせめぎ合いが続きました。
そして迎えた第3クオーター終了のブザー。スコアボードには63対64わずか1点で、最終クオーターへと突入します。終盤でブルズに流れを流れを引き寄せたのは、キャプテンのプレーでした。チーム全体のギアが一段上がり、新潟を圧倒。連続得点を挙げます。守備でもブルズは隙を見せず、粘り強く戦い続け新潟をわずか6得点に抑えます。
そして…昨シーズンB3降格という悔しさを味わった岩手ビッグブルズ。その悔しさを糧にレギュラーシーズン4位から這い上がり、チーム一丸となって戦い抜いてきた今シーズン。その努力と執念がホーム・盛岡の舞台でついに実を結びました。