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「働き直し」をテーマに講演 博報堂生活総合研究所【岩手・盛岡市】

 「働き直し」をテーマにしたセミナーが岩手県盛岡市で開かれました。

 博報堂生活総合研究所が主催する「みらい博2025」には県内企業からおよそ70人が参加しました。

 労働を取り巻く環境は回復しない経済状況などしがらみがある一方、副業の解禁や転職市場の活性化など「働く自由度」が増しているともいわれています。

 松井博代上席研究員は、30年以上に渡る研究データから働いても対価に期待できなくなったことや働いて味わえる充実感が薄くなったと指摘し、無理しないスタンスで働く「働くことの低温化」が進んでいると話しました。

 一方で、労働時間がただ耐える時間ではなく前向きな時間であるほうが生活者の幸福につながると話し、働くことを別の視点でとらえ直す「働き直し」の重要性を強調しました。