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山火事被災地で懸念の土砂災害 県が応急対策工事【岩手・大船渡市】
大規模な山火事の影響で、大雨による土砂災害の危険が高まっている大船渡市の被災地で応急の対策工事が進められています。
5月28日は大船渡市三陸町綾里の田浜地区で、県が着手している工事の様子が公開されました。
土砂の流出対策としてこちらの現場では、あわせて重さ1トンを超える量の石が詰められた網状の袋が幅23メートルにわたり1つ1つ設置され、高さ2メートルほどに積み上げられる計画です。
焼けた山では、大雨により水と土砂が混じり高速で山を流れ下る「土石流」の発生が特に懸念されています。
山火事の被害があったエリアではおよそ70カ所が土砂災害警戒区域に指定されていて、県は住宅地などへの被害が想定される29カ所で前週から応急対策を始めています。
県は6月上旬ごろまでの作業の完了を目指しています。