NEWS / 県内ニュース

大船渡山火事 被害状況調査公開 森林再生へ 木の焼失程度を確認【岩手・大船渡市】

 岩手県大船渡市で発生した山火事を受け、県が5月から行っている現地調査が初めて公開されました。森林の再生に向け、調査は秋ごろまで続きます。

 県は山火事による被害の全容を把握するため、5月8日から現地調査を行っています。

 29日は県や林野庁の職員あわせて45人が、林業用としてスギやアカマツが育っていた人工林に入りました。

 衛星画像で詳しい被害状況が分かっていなかった場所では、職員は木が地表から焼けた高さを測り焼失の程度を確認したほか、木材としての利用が可能かどうかを判定していきました。

 調査は山火事で延焼した3400ヘクタール全域を対象に10月ごろまで続く見込みで、結果は復旧計画の策定に活用される予定です。