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山火事被害の住宅 公費解体始まる 年内完了目指す 避難所はすべて閉鎖【岩手・大船渡市】
岩手県大船渡市で、山火事の被害を受けた住宅などの公費による解体、撤去作業が始まりました。
大船渡市で2月に発生した大規模な山火事では、住宅90軒を含む226軒の建物が被害を受けました。このうち、15軒の住宅が全焼した三陸町綾里の港地区には30日から重機が入り、焼け落ちた建物のがれきを処理する作業が行われています。
建物の所有者に代わって市が建物を解体、撤去する「公費解体」には12日までに160の申請があるということです。市は年内の完了を目指しています。
また、被災者の仮設住宅などへの入居が進み、唯一、開設が続いていた避難所が正午に閉鎖されました。山火事をめぐっては、市内12カ所に避難所が設けられ、一時最大で1249人が身を寄せていました。