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21年産備蓄米 安いけど…米穀店は対応に差【岩手】

大手小売に続き、中小の小売事業者や米穀店を対象とした随意契約の備蓄米の取り扱いについて、県内の販売店では対応が分かれています。

5月30日に始まったのが米穀店や中小のスーパーを対象にした備蓄米の随意契約です。

売り渡されるのは、2021年産の「古古古米」合わせて8万トンで、店頭での価格は5キロ1800円程度になると想定されています。

はじめに取材した米穀店では申請の受付が始まった5月30日にさっそく申込みをしました。申請が通り購入できたら実際に味を確認した上で、販売することにしています。

一方、盛岡市内で160年近く続く米穀店では随意契約は条件が厳しいと今回は申請を見送りました。

ネックとなったのは、原則10トンからとされた最低購入量でした。店の倉庫には、10トンを購入しても入り切らない可能性があるといいます。