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岩手山で火山性地震が一時的に増加【岩手】

岩手山で火山性地震が一時的に増加し、気象台は今後の火山活動の推移に留意するよう呼びかけています。

仙台管区気象台によりますと、岩手山山頂付近で3日午前1時から午前10時にかけて火山性地震が一時的に増加し、41回を観測しました。

岩手山は去年10月から火口周辺規制の「噴火警戒レベル2」が続いていて、西の想定火口から概ね2キロの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとされています。

3日に開かれた県の火山活動に関する検討会では、岩手山の火山活動に低下の兆しがあるものの、現在の警戒レベル2を維持することが適切とする見解が示されたということです。

また、例年7月1日に行われる山開きについては、安全確保の観点から現時点では難しいとして、12日に開かれる岩手山火山防災協議会の幹事会で協議するということです。