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災害の記録を防災につなげる 宮古市災害資料伝承館開館【岩手・宮古市】

 岩手県宮古市に東日本大震災など市内で発生した災害の記憶を伝える伝承館が完成しました。

 6日は市の職員や伝承館の関係者らが参加し、開館セレモニーが行われました。

 宮古市災害資料伝承館は自然災害の歴史を伝え防災につなげようと旧田老総合事務所の跡地に建設されました。

 施設に入ってすぐの場所には東日本大震災の津波で被災した道の駅みなとオアシス「みやこ」の案内標識があります。

 大きく曲がった姿が津波の威力を物語ります。館内にはこうした震災の爪痕を残す道路看板や生活用品が展示されています。

 また、明治時代から3度の津波に襲われてきた宮古市田老の歴史がまとめられプロジェクションマッピングではこれまでの防潮堤と街づくりの経過をうかがい知れます。

 伝承館は誰でも無料で利用できます。