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山火事で被害 大船渡市のみちのく潮風トレイル復活 悪天候時は利用控えて【岩手・大船渡市】
東日本大震災の発生から11日で14年3カ月です。
震災の教訓や復興を伝えるために整備された沿岸の自然歩道、みちのく潮風トレイル。山火事の影響で通行出来なくなっていた大船渡の区間が復活しました。
みちのく潮風トレイルは、震災のあと、環境省が整備した青森県八戸市から福島県相馬市を結ぶおよそ1000キロの自然歩道です。
2月に岩手県大船渡市で発生した大規模な山火事では、歩道沿いの木が燃えるなどし、三陸町綾里から赤崎町の区間が通行止めになっていました。
その後、管理する国や市などが現地調査を行い、安全が確認されたとして9日から通行ができるようになっていて、11日は報道機関向けに現地の様子が説明されました。
再開したルートには、山火事の影響で木が倒れたままの場所がありますが、枝を切るなどして通行できる状態に整備したということです。
一方でこのルートは、以前と比べて雨や風による倒木や土砂災害のリスクが高まっていて、国や市は悪天候時の通行を控えるよう呼びかけています。