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岩手山 調査研究など一部入山許可 東側ルート規制緩和は今後検討【岩手】

 入山規制が続く岩手山の火山防災を検討する会議が開かれ、調査研究を行う場合などを条件に入山を許可することが決まりました。

 岩手県盛岡市で開かれた岩手山火山防災協議会の幹事会には、有識者や関係機関、自治体の担当者などが参加しました。

 岩手山は、去年10月から火口周辺規制の噴火警戒レベル2が続き、全ての登山道入口からの立ち入りを禁止しています。

 会議では、3日に一時的に増加した火山性地震など山の西側での活動が高い水準で続いていて、火山活動は低下の兆しがあるものの、引き続き警戒が必要であるといった評価結果が示されました。

 これを受けて、火山活動の調査研究や避難小屋を管理する場合、それに、滝沢市など3つの市と町の市長と町長が認めた場合を条件に、立ち入りを7月をめどに許可することが承認されました。

 また、噴火警戒レベル2が続く中でも山の東側の活動が安定している場合には、登山ルートの規制緩和に向けて検討することが決まりました。