NEWS / 県内ニュース
釜石市出身 柚月裕子さん「逃亡者は北へ向かう」 直木賞候補に【岩手】
第173回直木賞の候補作が発表され、岩手県釜石市出身の作家、柚月裕子さんの「逃亡者は北へ向かう」がノミネートされました。柚木さんの作品がノミネートされるのは、2021年以来3度目です。
直木賞の候補作6作品の一つに選ばれた「逃亡者は北へ向かう」は、東日本大震災直後の東北を舞台にした長編小説です。
人を殺めて逃亡する青年とその青年を追う刑事、そして行方が分からない我が子を探す父親、この3人の視点で物語が進んでいきます。
柚月さんは3月のインタビューで「登場人物の誰かに自分を重ねて読んでもらえるのではないか」と作品への思いを語っていました。
直木賞の選考会は7月16日に開かれます。