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盛岡市保健所の設置以来初めて「リンゴ病」教育・保育施設で集団発生【岩手・盛岡市】
岩手県盛岡市内の教育・保育施設で伝染性紅斑、いわゆる「リンゴ病」が集団発生していたことが明らかになりました。
盛岡市保健所によりますと、10日、利用者と職員合わせて50人以上の市内の教育・保育施設から複数の利用者に頬が赤くなるなどの症状があると報告がありました。
調査の結果、4日から10日にかけて就学前の子ども20人に症状があり、16人がリンゴ病と診断されていたことから保健所はこの施設に対し、消毒や手洗いの徹底など二次感染予防対策について指導をしたということです。
市内でリンゴ病の集団発生が確認されたのは、2008年に保健所が設置されてから初めてで、重傷者はいないということです。
リンゴ病は頬にできる赤い発疹や発熱が特徴の子どもを中心にみられる感染症で、女性が妊娠中に感染すると胎児に影響する恐れがあります。
8日までの1週間に全国で確認された患者数は過去最多で国や県も予防対策を呼びかけています。