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妖怪に扮し雨乞い…なぜ? 水沢高校 伝統のカッパ踊り【岩手・奥州市】

 岩手県奥州市では水沢高校の生徒たちが妖怪のカッパに変装して市街地を練り歩きました。

 運動会前日に行われる伝統行事ですが、この姿になるのには、ある理由があります。

 緑やピンクのカッパたち。それぞれ段ボールに思い思いの色を塗り、手作りの甲羅や皿を身につけています。

 これは、水沢高校伝統の「カッパ踊り」。1、2年生の有志およそ190人が参加しました。

 50年以上続く伝統行事で、翌日に行われる運動会をPRするため、カッパに扮した生徒が街を練り歩きます。

 中心部で披露される踊りは「雨乞いの踊り」。なぜ、カッパ踊りかというと、運動会の前日に雨を降らせ、当日の晴天を期待するということです。

 しかし20日は、平年を上回る暑さとなりました。沿道には多くの人が集まり、生徒たちを見守っていました。