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小学生が火山防災や砂防堰堤を学ぶ【岩手・八幡平市】
これからの大雨シーズンを前に八幡平市の小学生が土砂災害について学びました。
施設を見学し、岩手山の火山防災への理解も深めました。
国交省岩手河川国道事務所や県は、毎年6月の「土砂災害防止月間」にあわせて小学生向けの勉強会を開催していて、24日は八幡平市の田頭小学校の4年生9人が参加しました。
テーマは、「砂防堰堤」です。
砂防堰堤は、土砂災害が発生した際に山から流れてくる土砂をせき止め、ふもとの住宅などへの被害を防ぐ施設です。
児童たちは模型の実験装置で土石流の仕組みを見学し、砂防堰堤の役割を学んでいました。
このあと児童たちは2012年に完成した八幡平市の「洞ケ沢東沢砂防堰堤」に移動。岩手山のふもとに位置する高さ14.5メートルの砂防堰堤で、噴火した場合、降灰と降雨によって発生する可能性がある土石流からふもとの集落を守ります。
一方で砂防堰堤は、被害を最小限に抑えるための施設であり、自治体からの避難指示には従い命を守る行動を取るよう呼びかけられました。
25日は滝沢市の小学生が学びに訪れるということです。