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リンゴ病 過去最多に 百日せき 以前高止まり【岩手】

 岩手県内で、伝染性紅斑、いわゆる「リンゴ病」の感染が拡大しています。1医療機関あたりの患者数は、1982年の統計開始以降、過去最多となりました。

 リンゴ病は、頬などにリンゴのような赤い発疹が出る子どもに多い感染症です。

 咳や微熱など風邪のような症状が見られ、女性が妊娠中に感染すると胎児にも影響が出る恐れがあります。

 県によりますと、16日からの1週間で報告された患者数は、1医療機関当たり3人でした。

 警報基準の2人を上回り、統計が始まった1982年以降最も多い数です。

 県は、こまめな手洗いやマスクの着用など基本的な対策の徹底を呼びかけています。

 また激しいせきが続く「百日せき」は、新たに95人の感染が確認されました。

 前の週から3人減りましたが、以前として高止まりが続いています。

 今年に入ってからの累計感染者数は、763人となりました。