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釜石市の名物居酒屋「お恵」閉店 震災乗り越え…愛されて62年【岩手・釜石市】
震災を乗り越え仮説飲食店街での営業、そして本設店舗の再建と奮闘してきた岩手県釜石市の名物居酒屋「お恵」が25日、62年の歴史に幕を下ろしました。
釜石市大町にある居酒屋「お恵」。86歳の店主菊池悠子さんがこれまで1人で切り盛りしてきました。
1963年に開業した「お恵」は、東日本大震災の津波で店が流され、仮設店舗での営業を経て、2019年にこの場所での本設営業にこぎつけました。
震災から負けずに立ち上がってきたその姿や、菊池さんの明るい性格に多くの市民が魅せられ、62年間、愛され続けた店でした。
菊池さんは、店を続けたい気持ちはありましたが、高齢のため、苦渋の決断。多くの人に惜しまれながら、のれんを下ろしました。