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北上でクマ1頭を駆除 死亡した高齢女性を襲ったクマか【岩手・北上市】

  7月4日、岩手県北上市の高齢女性がクマに襲われ死亡した同じ地区で、クマ1頭が駆除されました。女性を襲ったクマの可能性が高いとみられています。

 午前6時すぎ、北上市和賀町山口で、体長そ130センチの成獣のクマが、窓を開けて倉庫に侵入し、米袋を破った後、近くの川に逃げ、市の鳥獣被害対策実施隊に猟銃で駆除されました。

 4日に、81歳の女性がクマに襲われ死亡した同じ地区にあることや近くの煤孫地区などで建物に侵入し米袋を荒らした状況と似ていることから、同じクマの可能性が高いとみられています。

 現在、警察によるDNA鑑定や専門家による胃の調査で、女性を襲ったクマと同じかを調べています。

 8日に2度にわたり倉庫の米袋が被害にあった男性は

 (クマの被害をうけた亀田盛一さん)

 「コメを荒らしたというクマですから、同じだと思いますけれども。まあ、わかりませんね。見回りを十分注意しながらやっていきたいと思っています。」

 八重樫北上市長は、罠の設置を続けると共に市民に対し家の戸締りを徹底して外に食べ物を置かないよう注意を呼びかけています。