IAT 岩手朝日テレビ

今月４日、死亡した高齢女性が見つかるなどクマによる被害が相次いだ北上市和賀町で１２日、新たにクマ１頭が駆除されました。

北上市の八重樫市長は１４日あさに開かれた危機対策本部会議のあとに会見を開き、これまでの対応について発表しました。

北上市によりますと１２日午後３時半ごろ、和賀町山口地区で成獣のクマ一頭の目撃情報があり、現場に駆けつけた警察官などが追い払いました。

しかしその後クマは水田に戻って居座り、農作物への被害も確認されたことから午後６時半ごろに市の鳥獣被害対策実施隊が猟銃を発砲して駆除しました。

市は１１日に駆除したクマが８１歳の女性を死亡させた可能性が高いとみてＤＮＡ鑑定などを行い調べています。

駆除の後もクマの目撃が続いているため市は危機対策本部を継続し、市民に対して戸締りの徹底などを呼びかけています。