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大船渡山火事 出火原因 まきストーブの可能性高いが特定に至らず【岩手・大船渡市】

 2月に発生した岩手県大船渡市の山火事について、消防庁は出火原因がまきストーブの煙突から出た火の粉の可能性が比較的高いものの、特定に至らなかったとする調査報告書を公表しました。

 消防庁によりますと、調査は2回行われ、火元は、赤崎町合足地区の建物の敷地と山林との境界にある焼損の激しい切り株付近と推定しました。

 出火原因については、建物の電気設備や近くにたき火の痕跡はなく、たばこのフィルターが落ちていましたが、周囲が砂利のため焼損はありませんでした。

 また、当日建物で使われていたまきストーブの煙突の火の粉が原因か検証したところ、高い可能性が認められるものの具体的な発火源や出火に至る経過の特定には至らなかったと結論付けています。