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夏休みの小中学生 職人の時計作りを学ぶ【岩手・雫石町】
夏休み中の小中学生を対象に、時計の歴史や仕組みを楽しく学ぶ教室が開かれました。
この教室は、世界的な高級腕時計ブランド「グランドセイコー」を製造している雫石町の盛岡セイコー工業が、子どもたちにものづくりの魅力を伝えようと開催しました。
7月28日は県内外の小中学生およそ30人が参加し、人類が太陽の動きや水、砂などを使って時間を計ってきた歴史や腕時計には150個を超えるパーツが使われていることなどを学びました。
このあと参加者たちは、ピンセットを使って小さなねじを文字盤に取り付ける作業に挑戦し、時計ができあがる工程の細かさや、職人の技術を実感していました。
また、世界に誇る腕時計がつくられる現場を間近で見学し、極限の集中力が求められる仕事の様子を息を呑んで見入っていました。
盛岡セイコー工業では冬休みにも同様の教室を開く予定で、子どもたちのものづくりへの興味や探究心を育てていきたいとしています。