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高温少雨 御所ダムまもなく貯水率0%に【岩手・盛岡市】
この夏は猛暑に加え雨が少ないことで、ダムの貯水に重大な影響が出ています。
雫石川の上流にある盛岡市の御所ダムでは、水不足により7月31日にも貯水率が0パーセントになる見通しです。
盛岡市や紫波町に農業用水を供給する御所ダム。6月以降雨が少なかった影響で、水位の低下が続いています。
御所ダムを管理する国交省などが開いた29日の会議では、ダムの貯水率が12%を下回っていることが報告されました。
このまま雨が降らない場合、31日にも貯水率は0%になる見込みだということです。
0パーセントとなれば、7月中としては1981年のダムの運用開始以来初めてです。
御所ダムでは既に農業用水の取水制限を始めていますが、会議では、砂などが混じってしまう最低水位以下に貯まった水を緊急的に利用することを確認しました。
29日午後には北上川流域のダムに関する会議も開かれ、胆沢ダムや湯田ダムでも貯水率が低下していることから、農業用水の取水調整や節水を呼びかけることが確認されました。