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御所ダム 貯水率0%に コメ農家 品質低下懸念も【岩手・盛岡市】

 雨不足の影響で盛岡市の御所ダムの貯水率が0%になりました。周辺のコメ農家からは品質の低下を懸念する声が上がっています。

 盛岡市や紫波町・矢巾町などに農業用水を供給している御所ダムでは6月以降、雨が極端に少なかった影響で例年よりも大幅に水位が低下していました。

 そして31日、7月中としては1981年のダムの運用開始以来初めて貯水率が0%となりました。

 0%になったからといってダムの水が完全になくなったわけではなく、今回は、底に沈む砂などが混じってしまう「最低水位以下」の水を放流することになりました。

 これに伴い、用水路に流される水が大幅に限定されます。

 矢巾町のコメ農家小笠原勤さんです。

 1日から3日間、田んぼへの水の供給が止まってしまいます。

 (コメ農家 小笠原勤さん)

 「高温障害って今度出るから、その辺りにもやっぱり水、ある程度流して冷やすような田んぼにしないと、なかなかいい米はとれないんじゃないかなと思いますけどまた今年も少なくなるんじゃないですか。米が。」